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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米長期金利の上昇鈍る

2016/12/7 17:35 FISCO
*17:35JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米長期金利の上昇鈍る 今日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米国株の上昇継続が見込まれ、円に売り圧力がかかりやすい状況となりそうだが、ここのところ米長期金利の上昇が鈍っていることで、ドルが伸び悩む可能性もある。 ドル・円は、NYダウの連日の最高値更新で小じっかりの展開となっている。前日の米株式市場では通信株が相場を押し上げたようだが、足元ではエネルギー株や金融株などの堅調地合いが目立つ。特に金融株は、トランプ次期政権による規制緩和や景気刺激策などが追い風になるとの期待感から大きく上昇。前日発表された米国の10月製造業新規受注なども予想上振れとなり、好感された。 一方、米国10年債利回りは、次期政権で想定される政策への思惑からインフレ上昇や財政赤字拡大などの懸念が広がり、一時2.49%台まで上昇。しかし、足元では2.40%前後での推移が続いており、上昇ペースの鈍化がうかがえる。 ただ、ある外為ディーラ—は「10年債利回りが2.5%に達した場合には、トリガーとなって米長期金利の上昇は加速しやすくなる」と警戒感を示す。市場では10年債利回りの目先の見通しを2.7-3.0%に引き上げるところもあり、目先2.5%の上抜けをきっかけに一段の上昇となれば、ドル・円は節目の115円を大きく上回る可能性がある。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・10月鉱工業生産(前月比予想:+0.2%、9月:-0.4%) ・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(0.50%に据え置き予想) ・24:00 米・10月JOLT求人件数(予想:550.0万件、9月:548.6万件) 《WA》