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後場に注目すべき3つのポイント~18000円回復後は想定内の一服、出遅れ銘柄を探る

2016/11/18 12:20 FISCO
*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~18000円回復後は想定内の一服、出遅れ銘柄を探る 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・18000円回復後は想定内の一服、出遅れ銘柄を探る ・ドル・円は110円62銭付近、日本株高受け堅調地合い ・トヨタ、塩野義など8社の目標株価変更 ■18000円回復後は想定内の一服、出遅れ銘柄を探る 日経平均は続伸。149.16円高の18011.79円(出来高概算13億7000万株)で前場の取引を終えた。17日の米国市場は予想を上回った経済指標のほか、イエレン(FRB)議長が早期の利上げが適切との認識を示したことが好感された。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の18100円、円相場は1ドル110円台に乗せるなか、日経平均は1月7日以来の18000円を回復して始まった。 その後は節目突破による達成感等もあり、18000円を挟んでの60円程度の狭いレンジ取引が続いている。セクターでは海運、輸送用機器、ガラス土石、証券、非鉄金属、空運、ゴム製品が堅調。半面、医薬品、保険、鉱業、食料品が一服。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が6割を占めている。 日経平均はギャップアップにより、節目の18000円を回復した。直近足踏みをしていた2月戻り高値(17905.37円)のほか、週足の一目均衡表の雲上限である17910円をクリアしたことで中期シグナルは好転したが、一方で利食いも出やすいところである。 11月第2週の海外投資家による売買動向では、日本の現物株と先物合計の売買は、6228億円の買い越しだった。大統領選通過後に買いに転じているとみられ、乱高下の局面とすれば16000円前半から買っており、利益確定が意識されやすい。もっとも、来週は祝日を挟んでいることもあり、週後半は米国のクリスマス商戦を見極めたいとするムードもある。月末にはOPEC総会も控えており、売り買いが交錯しやすい。節目回復後の想定内の一服のなか、出遅れ銘柄を探る展開を想定。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は110円62銭付近、日本株高受け堅調地合い 17日午前の東京外為市場では、ドル・円は堅調地合い。日本株高を背景にドル買いが続き110円台後半まで上昇した。ドル・円は、前日海外市場で6月1日以来、5カ月半ぶりに110円台を回復。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言を受け、12月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ期待が高まったことが背景。 東京市場でも日経平均株価の100円超高を手がかりにドル買いの流れが続き、一時110円70銭台まで値を切り上げた。ただ、大統領選後の急激なドル高・円安基調が続いており、市場には調整への期待感も広がっているようだ。 ランチタイムの日経平均先物が引き続き堅調推移のため、株高継続を見込んだドル買いが入りやすく、ドルは111円を目指す展開となりそうだ。 ここまでのドル・円の取引レンジは109円97銭から110円72銭、ユーロ・円は116円82銭から117円24銭、ユーロ・ドルは1.0582ドルから1.0629ドルで推移した。 12時15分時点のドル・円は110円62銭、ユーロ・円は117円24銭、ポンド・円は137円11銭、豪ドル・円は81円71銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・トヨタ<7203>、塩野義<4507>など8社の目標株価変更 ・日揮<1963>、M&Aキャピ<6080>など10社のレーティング格上げ ・アイロムG<2372>、アイスタイル<3660>、チエル<3933>など5社がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・安倍首相 「トランプ次期大統領とは共に信頼関係を築くことができると確信」 ・石原経済再生相 「輸出企業や原材料コストへの為替の影響をしっかり注視する」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《WA》
関連銘柄 7件
1963 東証プライム
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-19(-1.41%)
時価総額 343,995百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
2372 東証プライム
2,590
11/26 15:30
-10(-0.38%)
時価総額 31,955百万円
治験実施施設を支援するSMO事業、製薬企業等の研究開発業務を支援するCRO事業が柱。先端医療事業、創薬事業、メディカルサポート事業等も手掛ける。SMO事業ではプライマリー領域の試験受託などを推進。 記:2024/10/13
3660 東証プライム
435
11/26 15:30
-3(-0.68%)
時価総額 35,437百万円
コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を運営。化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」、化粧品専門店「@cosme STORE」の運営等も。会員数は増加傾向。リテール事業は国内出店の加速図る。 記:2024/08/23
3933 東証スタンダード
566
11/26 15:22
-13(-2.25%)
時価総額 4,454百万円
授業支援システムやデジタル教材、運用管理・セキュリティシステムなどを提供。進路支援サービスなども。授業支援ツールや情報セキュリティ関連が堅調。25年のGIGA端末更新本格化に向け自社製品が伸びる。 記:2024/08/08
4507 東証プライム
2,144
11/26 15:30
+19.5(0.92%)
時価総額 1,907,371百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
2,560
11/26 15:30
+10(0.39%)
時価総額 81,303百万円
M&A仲介会社。2016年に同業のレコフなどと経営統合。売手・買手の間に立ってM&A成立に向けたアドバイザリー業務を行う。大型案件で業界随一の実績。コンサルタント数は180名超。成約件数は過去最高水準。 記:2024/06/28
7203 東証プライム
2,667.5
11/26 15:30
-27(-1%)
時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01