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今日の為替市場ポイント:利上げ予想でドルは主要通貨に対して堅調推移へ

2016/11/18 8:17 FISCO
*08:17JST 今日の為替市場ポイント:利上げ予想でドルは主要通貨に対して堅調推移へ 17日のドル・円相場は、東京市場では108円56銭から109円46銭まで反発。欧米市場でドルは一時110円18銭まで上昇し、110円10銭で取引を終えた。 本日18日のドル・円は、主に110円台で推移か。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言で12月に利上げが行われる可能性が高いことが確認された。米労働市場や住宅市況は堅調さを保っており、2017年も利上げ継続の公算が大きいことから、ドルは主要通貨に対して堅調に推移する見込み。 ドル・円は6月1日以来となる110円台に上昇しており、心理的な節目の水準を突破したことで1ドル=120円レベルを意識する市場関係者が増えているようだ。ドナルド・トランプ氏の経済・財政政策はFRBの金利見通しに大きな影響を与えることになるとみられており、イエレンFRB議長は議会証言で「経済政策が一段と明確になれば、おそらく見通しを調整する」と述べている。 12月14日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の経済予測では、政策金利見通しは据え置きとなるかもしれないが、トランプ次期政権の経済政策が固まることを考慮して、2017年3月15日に公表されるFOMCの政策金利見通しは上方修正される可能性がある。市場関係者の間からは「2017年は6月、9月、12月に利上げが行われるのではないか」との声も聞かれている。 《WA》