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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大への期待でドル下げ渋りも

2016/11/17 8:05 FISCO
*08:05JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大への期待でドル下げ渋りも 16日のドル・円相場は、東京市場では108円79銭から109円50銭で推移。欧米市場でドルは一時109円76銭まで上昇したが、109円05銭まで反落し、109円08銭で取引を終えた。 本日17日のドル・円は、109円前後で推移か。米インフレ加速への思惑はやや後退したが、日米長期金利差は再び拡大する可能性があることから、ドルは108円台半ば近辺で下げ渋る展開が予想される。 16日発表された10月米生産者物価コア指数は前年比+1.2%にとどまり、市場予想の同比+1.6%を下回った。生産者物価の全体の指数は前月比0.0%、前年比では+0.8%となり、いずれも市場予想を下回った。10月の生産者物価指数の上昇率は鈍化したことから、17日に発表される10月の消費者物価コア指数は9月実績の前年比+2.2%をやや下回る可能性がある。 ただし、足元の個人消費は堅調であることやトランプ次期政権の経済・財政政策への期待は持続していることから、米金利の先高観は後退しないとの声が聞かれている。16日の米国債券市場では10月の生産者物価指数と鉱工業生産が予想を下回ったことから、米30年債利回りは若干低下したが、市場のインフレ見通しは変わっていないようだ。 12月13-14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利上げが決定される可能性は高いとみられている。また、2017年以降のFOMC金利見通しは上方修正されるとの見方が広がっており、これらはドル相場を下支えする要因となる。 《WA》