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欧米為替見通し:ドル・円上値の重い展開か、米議会選に根強い懸念

2016/11/7 17:28 FISCO
*17:28JST 欧米為替見通し:ドル・円上値の重い展開か、米議会選に根強い懸念 今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想したい。基本的には、米大統領選に向け、民主党クリントン候補の私用メール問題に対する米連邦捜査局(FBI)の訴追見送りが好感される見通し。ただ、米議会選では上下両院で野党の民主党が多数派を奪還できず、クリントン氏が大統領選を制しても就任直後から政策運営でつまずくとの懸念も意識され、ドルの重石となる可能性がある。 FBIのコミー長官が現地時間6日、訴追見送りを議会に伝えたことが明らかになり、週明けアジア市場でドル・円は104円半ばまで値を切り上げた。大統領選の結果はなお予測不能だが、「トランプ・リスク」やや後退を受け、欧米株式先物指数がプラス圏で推移しており、ドル売りやリスク回避の円買いは弱まりそうだ。 しかし、大統領選でクリントン氏が勝利しても、同時に行われる連邦議会選は不透明だ。足元では上院は100議席のうち34議席、下院は全435議席が改選となり、民主党は上院で5議席、下院で30議席を上積みできれば与党返り咲きとなるものの、議会選も接戦が見込まれ議席増は容易ではない。民主党が多数派を奪還できなければ「クリントン大統領」は政策運営に行き詰りが予想されるため、ドル買いには慎重にならざるを得ないだろう。 一方、4日に発表された米国の10月雇用統計は、平均時給の予想上振れと失業率の改善が好感され、連邦準備制度理事会(FRB)は12月13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げに踏み切るとの観測が高まっている。今晩は、24時発表の10月労働市場情勢指数(LMCI)が注目される。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:15 スイス・10月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、9月:前年比-0.2%) ・19:00 ユーロ圏・9月小売売上高(前月比予想:-0.3%、8月:-0.1%) ・24:00 米・10月労働市場情勢指数(9月:-2.2) ・05:00 米・9月消費者信用残高(予想:+175.00億ドル、8月:+258.73億ドル) 《WA》