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*19:13JST 米国株見通し：手仕舞いやヘッジ売りで不安定な相場展開も S&P500先物　2098.50（-5.25）　（18:30現在） ナスダック100先物　4747.75（-9.50）　（18:30現在） 18：30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。 　1日の米株式市場は下落。NYダウが一時200ドルを超す下落場面をみせていた。ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題などで大統領選挙の不透明感が強まっていることが要因。また、連邦公開市場委員会（FOMC）や雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあったとみられる。ダウ平均は105.32ドル安の18037.10、ナスダックは35.56ポイント安の5153.58。 グローベックスの米株先物はNYダウで50ドル安程度で推移している。欧州は全般売り優勢の展開。FOMCの結果が注目されようが、利上げを予想する向きはなく、現状維持のなかノーザプライズといったところである。経済指標ではADP全米雇用報告が予定されている。ADPは16.5万人と前月の15.4万人から増える見通し。予想通りとなれば、年内利上げ観測が高まることになるほか、週末の雇用統計への期待にもつながろう。 もっとも、これら経済指標もヒラリー氏のメール問題で揺れる大統領選への不透明感から、波乱警戒の相場展開が意識されやすい。トランプ氏が1ポイントリードと伝えられている。それでも市場関係者の多くは、トランプ氏を大統領にしないために、投票率が上がり、結局はヒラリー大統領誕生を予想しているようである。とはいえ、14ポイント程度まで開いていた差が、ここにきて逆転している状況のなか、ヒラリー氏で織り込んでいたポジションのクローズ若しくはヘッジによる不安定な相場展開が警戒されそうだ。 《KK》