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今日の為替市場ポイント:米大統領選への不透明感でリスク選好的なドル買い抑制

2016/11/2 8:18 FISCO
*08:18JST 今日の為替市場ポイント:米大統領選への不透明感でリスク選好的なドル買い抑制 11月1日のドル・円相場は、東京市場では104円67銭から104円97銭まで反発。欧米市場でドルは105円12銭まで買われた後に103円80銭まで反落し、104円16銭で取引を終えた。 本日2日のドル・円は、104円前後で推移か。米共和党大統領候補のトランプ氏の支持率が上昇しており、米大統領選への不透明感が増していることから、リスク選好的なドル買いは抑制される見込み。 米ワシントン・ポスト/ABCが10月27日-30日に実施した世論調査によると、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の支持率は46%に上昇し、民主党候補ヒラリー・クリントン氏の45%をわずかに上回った。10月28日時点で市場関係者の間では、「FBIによるクリントン氏への捜査再開の結果は予測困難であるが、大統領選に大きな影響を及ぼす可能性は高い」との見方が広がっていた。 10月28日時点ではトランプ氏の米大統領就任の可能性は十分織り込まれていなかったとみられており、米大統領選が行われる11月8日にかけて金融市場のボラティリティーは急速に高まる可能性がある。恐怖指数と呼ばれているVIX指数は1日の取引で9月12日以来となる20.43まで上昇した。1日のVIX指数は18.56で引けているが、米大統領選の行方については予断を許さない状況となっていることから、VIX指数が再上昇する可能性がある。 短期的には米ドル、米国株、原油先物などの上値は重くなり、債券、金先物などが買われやすい状況になるとの見方が増えている。日本株への影響も懸念されており、市場関係者の間では株安・円高の進行が警戒されている。 《WA》