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*08:52JST 今日の為替市場ポイント：◆ユーロ編◆ユーロ圏の金利先安観は消えていない ユーロ・ドルは、1.0458ドル（2015/3/16）まで下げた後、一時1.1714ドル（2015/8/24）まで反発したが、1.0524ドル（2015/12/03）まで反落。ただし、1.1616ドル（2016/05/03）まで戻している。ユーロ・円は、141円06銭（2015/6/04）から122円06銭（2016/3/1）まで下げた後、128円22銭（2016/3/31）まで買われたが、英国民投票でEUからの離脱が決定し、一時109円57銭（2016/06/24）まで下落している。 本日のユーロ・円は、113円台で推移か。米12月利上げを見込んだドル買い・ユーロ売りは大きく後退していないようだ。ユーロ圏の金利先安観は消えていないことから、ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロは114円近辺で上げ渋る可能性が高いとみられる。 【ユーロ売り要因】 ・欧州大手金融の資本不足懸念消えず ・欧州中央銀行（ECB）の金融緩和策は長期化の可能性残る ・米12月利上げ観測 【ユーロ買い要因】 ・欧州金融不安の後退 ・ユーロ圏の失業率は来年にかけて10％を下回る可能性 ・米金利見通し（2017年、2018年）の下方修正 《WA》