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欧米為替見通し:カナダドルは弱含みか、景気懸念で売り再開も

2016/8/22 17:20 FISCO
*17:20JST 欧米為替見通し:カナダドルは弱含みか、景気懸念で売り再開も 今日の欧米市場では、カナダドル・円は弱含む展開を想定したい。今晩発表の経済指標が低調だと前週末の弱い指標が意識されるため、カナダドルは売り再開の見通し。ただ、相関性の強い米ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の先高観によりサポートされる可能性はある。なお、ドル・円への影響は限定的とみる。 19日に発表されたカナダ7月消費者物価指数は前年比+1.3%と、市場予想の+1.4%を下振れたほか6月の+1.5%を下回り、3月以来の低い伸びにとどまった。また、同時に発表された6月小売売上高は前月比-0.1%と、伸び拡大予想に反し5月の+0.2%から3カ月ぶりにマイナスに落ち込んだ。外為市場では予想外に悪化したカナダの小売売上高を嫌気したカナダドル売りが強まった。週明けアジア市場では、日本株高を背景とする円売りでカナダドル売りは一服し、足元では78円台を回復している。 ただ、今晩21時半発表の6月カナダ卸売売上高は前月比+0.5%と、5月の+1.8%から鈍化する見通し。予想下振れの場合には前週末の弱い指標が意識され、カナダドル売りは再開される可能性が高い。一方で米原油WTIは足元ではマイナス圏推移だが、9月の石油輸出国機構(OPEC)非公式会合で需給調整が進むとの期待感は根強い。目先は節目の50ドル回復が見込まれ、カナダドルの極端な下げは想定しづらい。 【今日の欧米市場の予定】 ・21:30 7月米シカゴ連銀景気指数(予想:0.20、6月:0.16) ・21:30 6月カナダ卸売売上高(前月比予想:+0.1%、5月:+1.8%) 《WA》