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欧米為替見通し:ドルは底堅い、米個人消費の関連指標を注視
2016/8/2 17:22
FISCO
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*17:23JST 欧米為替見通し:ドルは底堅い、米個人消費の関連指標を注視 今日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定でインフレ指標として重視するコアPCE価格指数の上昇基調が示されれば、早期利上げ観測への思惑が広がる見通し。また、日本政府の経済対策への期待感もドル押し上げ要因となるだろう。 7月29日に発表された4-6月期の米国内総生産(GDP)は前期比年率+1.2%と、予想の+2.6%を下回った。また、前日発表された米・7月ISM製造業景況指数は52.6と、景気判断の分かれ目となる50は上回ったものの予想の53.0、6月の53.2を下振れており、足元の米経済指標から経済の成長期待がやや弱まっている。 ただ、GDPの7割を占める個人消費が好調で、目先も米国経済を支えるとの見方から、今晩21時半発表の6月個人所得、同個人消費支出(PCE)、同コアPCE価格指数が注目される。カプラン米ダラス連銀総裁は今日、講演などで「データが支援すれば、9月FOMCで利上げ議論の公算、非常に大きい」「本年の米国消費は堅調」との見解を示している。個人消費の継続的な伸びを後押しする内容となれば、早期利上げ観測が高まりドル買いに振れるだろう。日本政府による大型経済対策への期待もドル買いを支援するとみられる。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・7月建設業PMI(予想:44.0、6月:46.0) ・18:00 ユーロ圏・6月生産者物価指数(前年比予想:-3.4%、5月:-3.9%) ・21:30 米・6月個人所得(前月比予想:+0.3%、5月:+0.2%) ・21:30 米・6月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.3%、5月:+0.4%) ・21:30 米・6月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.6%、5月:+1.6%) 《WA》
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