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欧米為替見通し:米雇用統計悪化ならドル100円割れか

2016/7/8 17:14 FISCO
*17:14JST 欧米為替見通し:米雇用統計悪化ならドル100円割れか 今晩から来週にかけての欧米外為市場では、米6月雇用統計が焦点となる。米利上げ観測の後退でドル・円は下方圧力がかかりやすいなか、前月同様に想定を下回る内容となればドル・円は100円を割り込みそうだ。逆に、予想を上回ってもドル買いはそれほど強まらず、102円台への回復は想定しにくい。 今晩21時半発表の米雇用統計は失業率が4.8%、非農業部門雇用者数は+18万人、平均時給は+0.2%と予想されている。このうち、非農業部門雇用者数は6月3日に発表された5月分が前月比+3.8万人と予想の+16万人を大きく下回った経緯から、どこまで改善したかが今回注目されるポイント。連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測は大幅に後退しているため、ドル・円は売られやすい地合いのなか、6月も想定を下振れた場合には心理的節目の100円を割り込むだろう。 ただ、ドル・円が100円を割り込んでも、ニューヨーク終値が100円を回復していれば、来週の週明けは比較的落ち着いたスタートを切れるだろう。逆に、99円台で引けた場合には、売り先行となりそうだ。一方、非農業部門雇用者数が予想通りか予想を大幅に上回っても、ドル買いはそれほど強まらないとみる。米国経済への不透明感が和らぐことによる株高への反応は見込まれるが、101円半ばが上値メド。英実体経済への警戒感で市場心理は悪化しており、102円回復は難しいだろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・5月貿易収支(予想:-107億ポンド、4月:-105.26億ポンド) ・21:30 米・6月失業率(予想:4.8%、5月:4.7%) ・21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:+18.0万人、5月:+3.8万人) ・21:30 カナダ・6月失業率(予想:7.0%、5月:6.9%) 《WA》