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欧米為替見通し:ポンド続落か、EU首脳会議や国内政局を見極め

2016/6/28 17:09 FISCO
*17:10JST 欧米為替見通し:ポンド続落か、EU首脳会議や国内政局を見極め 今日の欧米外為市場では、ポンド・ドルの続落を予想する。足元は売り一服となっているものの、欧州連合(EU)離脱問題による混乱は続いており、今日から始まるEU首脳会議や国内政局の行方が材料視されそうだ。ドル・円もポンド・円に引っ張れるような動きになる可能性もある。 ポンド・ドルは英国民投票でのEU離脱という結果を受け、24日のアジア市場では1.5018ドルから1.3229ドルまで急落。その後もポンド売りは続き、27日の海外市場では1985年以来の安値となる1.3122ドルまで下落する場面があった。 28日のアジア市場では値ごろ感による短期的な買戻しにより1.33ドル台まで値を戻したが、EU離脱問題に伴う混乱が収束するメドはついておらず、一部の市場筋は年内1.2ドル付近までの下落を見込む。今後もEU離脱交渉で懸念が生じればポンド売りが強まりそうだ。 28-29日のEU首脳会議では、英国の離脱に伴う関税交渉開始などに関する協議が注目される。一方、スコットランドがEUとの関係を維持する独自路線を打ち出しており、28日にも特別動議が提出される見通し。キャメロン英首相は10月までに退陣する意向をすでに表明。英国は政治的に収拾のつかない事態に陥る可能性はあろう。麻生太郎財務相によると、英国はポンド安を阻止するための協調介入を要請していないもようで、下げ余地のあるポンドを起点としたリスク回避の動きはなお続きそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ドラギECB総裁講演 ・18:00 英中銀が臨時オペ ・21:30 米・1-3月期GDP確定値(前期比年率予想:+1.0%、改定値:+0.8%) ・22:00 米・4月S&Pケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+5.41%、3月:+5.43%) ・23:00 米・6月消費者信頼感指数(予想:93.5、5月:92.6) ・23:00 米・6月リッチモンド連銀製造業指数(予想:3、5月:-1) ・EU首脳会議(ブリュッセル、29日まで) 《WA》