マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,175.11
+260.36
暗号資産
FISCO BTC Index
9/28 0:33:13
9,491,377
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる

2016/6/2 12:29 FISCO
*12:29JST 後場に注目すべき3つのポイント~16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる ・ドル・円は108円98銭付近、ドル弱含み、日銀審議委員の発言受け109円割れ ・そーせい、三菱商事など8社の目標株価変更 ■16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる 日経平均は大幅に続落。387.61円安の16568.12円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えた。1日の米国市場は小幅に上昇していたが、円相場が1ドル109円前半で推移しているほか、シカゴ先物が大阪比で100円超の下落だった流れもあり、売り優勢のスタートとなった。 しかし、その後も円高傾向が強まるなか、日経平均もじりじりと下げ幅拡大させており、前引け間際には16600円を割り込んできている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。セクターでは水産農林のみがプラスとなり、海運、保険、ガラス土石が3%を超える下落となった。 日経平均はシカゴ先物にさや寄せ後は16800円処での底堅い値動きを想定していたが、円相場が一時1ドル108円台に突入するなど、円高基調が嫌気されている。日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れていた16800-17000円のレンジを再び割り込んだことから、需給悪化も警戒されやすい。一目均衡表では基準線、転換線を割り込み、雲上限にタッチしてきている。シグナルが悪化傾向にあるなか、押し目狙いの流れには向かいづらい。 インデックスに絡んだ商いが中心であり、戻りも早そうだが、16800-17000円のレンジを再び割り込んだことにより、16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすいだろう。週末の雇用統計および、米利上げ時期などを見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、しばらくはテーマ株などの個別対応を余儀なくされよう。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は108円98付近、ドル弱含み、日銀審議委員の発言受け109円割れ 2日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となり、109円を割り込んだ。日銀審議委員の発言を受け、株安・円高に振れた。 日銀の佐藤審議委員は今日午前、北海道内で講演し、マイナス金利の弊害などについて指摘した。これをきっかけに、日経平均株価は下げ幅を拡大し、リスク回避的な円買いが強まった。ドル・円は109円を割り込み、一時108円83銭まで下落。 ランチタイムの日経平均先物は下げ渋っており、午後の取引でドルは売り一服となろう。ただ、押し目買いは観測されるものの、利益確定売りに押される展開は続く見通し。また、具体的な手がかりは乏しく、積極的なドル買いは手控えられそうだ。 ここまでドル・円は108円83銭から109円59銭、ユーロ・ドルは1.1184ドルから1.1214ドル、ユーロ・円は121円98銭から122円62銭で推移。 12時20分時点のドル・円は108円98銭、ユーロ・円は122円16銭、ポンド・円は157円19銭、豪ドル・円は78円83銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位ソフトバンクG<9984>、2銘柄で日経平均を約52円押し下げ ・日本銀行佐藤審議委員「無理に物価2%を達成する必要はない」 ・そーせい<4565>、三菱商事<8058>など8社の目標株価変更 ・値上がりしたのはマルハニチロ<1333>など6銘柄のみ ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・10:30 佐藤日銀審議委員講演(金融経済懇談会、釧路市) ・14:00 佐藤日銀審議委員会見 <海外> ・OPEC総会(ウィーン) 《WA》
関連銘柄 5件
1333 東証プライム
3,152
9/27 15:00
-35(-1.1%)
時価総額 165,975百万円
水産国内最大手。2007年にマルハ、ニチロが経営統合。水産物の輸出入・販売・養殖のほか、冷凍食品等の加工食品事業、食材流通事業等も。紀文食品と資本業務提携。中計では28.3期営業利益310億円以上目標。 記:2024/06/13
4565 東証プライム
1,297
9/27 15:00
-11(-0.84%)
時価総額 106,254百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
8058 東証プライム
3,082
9/27 15:00
+23(0.75%)
時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(2.53%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(2.26%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17