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後場に注目すべき3つのポイント~SQ意識で16500円処でのこう着、心理的にはトヨタ自を睨みながらの展開に

2016/5/12 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~SQ意識で16500円処でのこう着、心理的にはトヨタ自を睨みながらの展開に 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・SQ意識で16500円処でのこう着、心理的にはトヨタ自を睨みながらの展開に ・ドル・円は108円57銭付近、ドルもみあい、日本株に連動 ・ソフトバンク、キーエンスなど7社の目標株価変更 ■SQ意識で16500円処でのこう着、心理的にはトヨタ自を睨みながらの展開に 日経平均は反落。68.20円安の16510.81円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えている。11日の米国市場では、主要企業の軟調な決算を嫌気し売りが先行。景気の先行きに慎重な見方が強まるなか、NYダウは210ドルを超す下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の16430円となり、これにさや寄せする格好から売りが先行した。 また、トヨタ自<7203>が11日に発表した2017年3月期の営業利益が前期比4割減の1兆7000億円になる見通しだと発表。これが嫌気され4%安で寄り付くなど、同社の減益予想も心理的な重しになっている。ただし、寄り付き直後には16374.59円まで下げ幅を拡大させる場面もみられたが、売り一巡後は下げ幅を縮めてきており、16500円を回復。5日線を支持線として、25日線レベルでの攻防をみせている。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは鉱業、鉄鋼、精密機器、その他製品、その他金融、石油石炭がしっかり。半面、ゴム製品が5%を超える下げとなったほか、輸送用機器、サービス、情報通信、金属製品、医薬品、化学、不動産などが軟調。 日経平均は25日線レベルでの攻防をみせている。オプションSQを控え、権利行使価格の16500円での推移といったところであろう。先物主導で振らされる可能性はあるものの、16500円処でのこう着が続きそうである。また、25日線での上値の重さが嫌気される格好で弱含みとなっても、その下の権利行使価格16375円処が支持線となり、前場安値水準での踏ん張りが見られそうである。 一方で、円相場が円安に振れて推移しているほか、トヨタ自<7203>が下げ渋りをみせている。ショートカバーをみせてくるようだと、権利行使価格の16625円辺りが意識されてくる可能性はありそうだ。心理的には引き続きトヨタ自を睨みながらの展開になりそうだ。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は108円57銭付近、ドルもみあい、日本株に連動 12日午前の東京外為市場で、ドル・円はもみあう展開となりそうだ。日経平均株価の値動きに連動した。 ドル・円は日経平均株価の下落で一時108円23銭まで下げた後、株価の下げ幅縮小で108円50銭台に戻している。108円付近には個人のドル買い興味が残されており、アジア市場ではドルは下値の堅さが意識されている。 ドル・円は引き続き株価に振らされる展開となろう。足元では上海総合指数やランチタイムの日経平均先物が下げ幅を縮小しており、株価が回復すればドル・円は上昇方向に振れそうだ。 ここまでドル・円は108円23銭から108円59銭、ユーロ・ドルは1.1422ドルから1.1429ドル、ユーロ・円は123円69銭から124円06銭で推移。 12時20分時点のドル・円は108円57銭、ユーロ・円は124円05銭、ポンド・円は156円76銭、豪ドル・円は79円66銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、日経平均を約14円押し下げ ・日産自<7201>傘下での再建を目指すと伝わった三菱自<7211>はストップ高買い気配 ・日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり79銘柄、値下がり140銘柄、変わらず6銘柄 ・トヨタ、武田薬品など5社のレーティング格下げ ・ソフトバンク、キーエンスなど7社の目標株価変更 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 4月景気ウォッチャー調査・現状(予想:44.0、3月:45.4) <海外> ・特になし 《WA》
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自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
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SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
9984 東証プライム
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時価総額 14,958,687百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17