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欧米為替見通し:豪ドルは短期的に下げ渋りも、売り圧力は継続

2016/5/10 17:23 FISCO
*17:23JST 欧米為替見通し:豪ドルは短期的に下げ渋りも、売り圧力は継続 今日の欧米外為市場では、豪ドル・ドルは下げ渋る展開となりそうだ。オーストラリアと交易関係の深い中国の経済指標の一部改善により、豪ドル売りは短期的には弱まる見通し。ただ、オーストラリア準備銀行(RBA)による追加利下げ観測で、豪ドル売り圧力は目先も続くと予想する。 今日午前中に発表された中国の4月消費者物価指数(CPI)は予想・前月と同水準の前年比+2.3%となった。また、4月生産者物価指数(PPI)は前年比-3.4%と予想(-3.7%)、前月(-4.3%)からやや改善を示した。PPIの改善が好感され、豪ドル・ドルはアジア取引時間帯に0.7300ドルから0.7338ドルまで値を切り上げた。麻生太郎財務相による強いトーンの口先介入で円売りが強まり、豪ドル・円の上昇をきっかけに豪ドル・ドルが押し上げられた可能性もあろう。 ただ、豪ドル売りの流れは目先も続く見通しだ。RBAは今月3日、市場の予想に反し政策金利を2.00%から史上最低の1.75%まで引き下げた。また、同6日には金融政策報告を公表し、物価見通しを従来予想から引き下げている。このため、市場関係者は4-6月のインフレ率が発表される8月の追加利下げを見込む。IMM通貨先物の非商業(投機)部門の直近のデータで示されるように、豪ドル・ドルのロングポジションが前週から縮小していることを考慮しても豪ドルの下げ余地はありそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30  英・3月貿易収支(予想:-114.5億ポンド、2月:-119.64億ポンド) ・23:00  米・3月JOLT求人件数(予想:545万件、2月:544.5万件) ・23:00  米・3月卸売在庫(前月比:+0.1%、2月:-0.5%) ・02:00  米財務省3年債入札(240億ドル) 《WA》