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欧米為替見通し:米雇用統計を注視、想定下振れなら来週はドル105円台も

2016/5/6 17:16 FISCO
*17:16JST 欧米為替見通し:米雇用統計を注視、想定下振れなら来週はドル105円台も 今晩から来週にかけての欧米外為市場では、6日21時半発表の米雇用統計が注目される。想定を下振れた場合、米早期利上げ観測はやや遠のきドル売りが強まりそうだ。また、ドル安・円買いに振れた場合、日本の通貨当局による為替介入期待の後退で105円台まで下落する展開となろう。 足元の米雇用情勢に対する見方はまちまちだ。4日に発表されたADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は+15万6000人と、20万人近い市場予想を大きく下回った。また、5日の新規失業保険申請件数は27万4000件と、前週から1万7000件増加している。 ただ、2015年1月以降は雇用安定の目安である30万件を連続して下回っているため、引き続き労働需給の引き締まりが示された。市場では、年初からの金融市場の混乱が企業の採用に影響を与えた可能性が指摘され、雇用情勢の悪化に対する懸念は強まっている。 このため今晩発表の4月非農業部門雇用者数、4月失業率がともに市場コンセンサスを下回る内容ならドルは直近安値106円25銭までの下落を見込む。逆に予想を上回っても早期利上げ観測にはつながらず、108円台を回復するのは難しそうだ。また、ドルの下落局面で日本の為替介入への期待が後退すれば、円は105円台まで押し上げられるだろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・21:30 米・4月非農業部門雇用者数(予想:+20.0万人、3月:+21.5万人) ・21:30 米・4月失業率(予想:4.9%、3月:5.0%) ・21:30 カナダ・4月失業率(予想:7.2%、3月:7.1%) ・04:00 米・3月消費者信用残高(予想:160億ドル、2月:172.17億ドル) 《WA》