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欧米為替見通し:GW中の仕掛け的な円買いに警戒、ドル107円台が下値メド

2016/4/28 17:13 FISCO
*17:14JST 欧米為替見通し:GW中の仕掛け的な円買いに警戒、ドル107円台が下値メド 今晩から来週にかけての欧米外為市場では、ドル・円は下値を警戒する展開となりそうだ。27-28日開催の日銀金融政策決定会合で追加金融緩和が見送られたことで、海外の投資家は仕掛け的な円買いを強める可能性があるためだ。その場合、下値メドは107円台となろう。 日銀は28日、「政策効果の浸透を見極めていくことが適当と判断した」(黒田総裁)ため、現行の金融政策の維持を決定した。これを受け、マイナス金利幅の拡大やETFの買い入れ増額など一段の緩和策への市場の期待感は失望感に変わり、ドル・円は108円台まで売り込まれた。ある市場筋は「日銀は金融緩和に積極的でないと海外勢から判断された場合、日本の金融当局や本邦勢が手薄となる連休を狙って仕掛け的な円買いを強める可能性がある」と述べ、ゴールデンウィーク期間中の一段の円高に警戒感を強めている。 一方、26-27日(日本時間27-28日)開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では前回3月会合の「世界経済が引き続きリスクをもたらす」との文言が削除された。今晩21時半発表の1-3月期国内総生産(GDP)速報値が想定を上振れ、年内2回の利上げとの市場コンセンサスを後押しする内容となれば、ドルが足元の水準をさらに大きく切り下げる展開は想定しにくい。ドル・円は4月11日に付けた直近安値107円63銭が短期的な下値メドとなりそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・16:55 独・4月失業率(予想:6.2%、3月:6.2%) ・21:00 独・4月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.1%、3月:+0.3%) ・21:30 米・1-3月期GDP速報値(前期比年率予想:+0.6%、10-12月期:+1.4%) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.9万件、前回:24.7万件) ・02:00 米財務省7年債入札(280億ドル) 《WA》