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ユーロ週間見通し:もみあいか、ECBの金融政策は現状維持の公算
2016/4/16 15:11
FISCO
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*15:11JST ユーロ週間見通し:もみあいか、ECBの金融政策は現状維持の公算 ■軟調推移、2月鉱工業生産は予想を下回る 先週のユーロ・ドルは軟調推移。ユーロ圏2月鉱工業生産は市場予想を下回ったことから、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測が再浮上し、ユーロ売りが加速した。対円でのユーロ売りが増えたこともユーロ安・ドル高の一因となった。取引レンジは1.1234ドル-1.1465ドル。 ■もみあいか、ECB総裁の会見内容が手掛かり材料に 今週のユーロ・ドルはもみあいか。21日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会では現行の金融政策が維持される見込みだが、記者会見でドラギECB総裁が追加緩和に否定的な見解を表明した場合、ユーロを買い戻す動きが広がる可能性がある。 予想レンジ:1.1100ドル-1.1400ドル ■弱含み、ECBによる追加緩和の可能性残る 先週のユーロは対円で弱含み。米早期利上げ観測の後退を意識したユーロ買いが観測されたが、ユーロ圏の2月鉱工業生産が減少したことや熊本地方で連続発生した地震を嫌ってリスク回避的なユーロ売り・円買いが増えたことから、対円レートは伸び悩んだ。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の可能性があることもユーロ売り・円買いを促す要因となった。取引レンジは122円60銭-124円00銭。 ■もみあいか、ECBの金融政策は現状維持の公算 今週のユーロ・円はもみあいか。21日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会では現行の金融政策が維持される見込み。ドラギECB総裁が会見で追加緩和の必要性について言及しなかった場合、ユーロ買いが増える可能性はあるものの、熊本地方での連続地震を警戒してリスク回避的な円買いが多少強まる可能性もあり、対円レートが一方向に大きく動くとの見方は少ないようだ。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・19日:2月経常収支(1月:+63億ユーロ) ・21日:欧州中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想) ・22日:4月マークイット製造業PMI(予想:51.8、3月:51.6) ・22日:4月マークイットサービス業PMI(予想:53.3、3月53.1) 予想レンジ:121円00銭-125円00銭 《FA》
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