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欧米為替見通し:ドル底堅い展開、買戻しで110円台維持も

2016/4/15 17:15 FISCO
*17:15JST 欧米為替見通し:ドル底堅い展開、買戻しで110円台維持も 今週末から来週にかけての欧米外為市場では、ドル・円は底堅い展開となりそうだ。閣僚の口先介入でドルの買戻しが続いており、目先は110円台の回復が見込まれる。ただ、主要産油国による増産凍結が合意できない場合には株安・円高の展開を想定する。 ドル・円は、安倍晋三首相の米紙インタビューでの発言が為替介入に否定的な見解と市場には受け止められ、前週は円買いが強まった。しかし、麻生太郎財務相など閣僚によるその後の口先介入により「ドル110円が日本経済にとって許容できる最低ラインと市場に受け止められた」(邦銀関係者)と指摘される。15-16日開催の20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)で各国が通貨安競争回避に向け協調体制を示すことができれば、ドル・円は110円台を回復するだろう。 一方、17日開催の主要産油国によるドーハでの会合では、経済制裁で失ったシェアの回復を目指すイランに一定の増産を認めた上で、サウジアラビアやロシアなど産油国が増産凍結で合意すると見込まれている。合意に達すればリスク選好的な動きがドルを押し上げる公算。逆に、合意に至らない場合には株安・円高に振れる見通し。ドル・円は4月8日の107円67銭や4月11日107円63銭が意識される。この水準を下抜けると、円買いが加速する展開を想定しておきたい。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00  ユーロ圏・2月貿易収支(1月:+62億ユーロ) ・21:30  米・4月NY連銀製造業景気指数(予想:2.00、3月:0.62) ・22:15  米・3月鉱工業生産(前月比予想:-0.1%、2月:-0.5%) ・22:15  米・3月設備稼働率(予想:75.3%、2月:修正値75.4%) ・23:00  米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:92.0、3月:91.0) ・01:30  エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策) ・05:00  米・2月対米証券投資・ネット長期有価証券(1月:-120億ドル) ・IMF・世銀総会(ワシントン、17日まで) 《WA》