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前場に注目すべき3つのポイント~戻り待ちの売りが出やすい、短期資金はインフラ補修関連へ

2016/4/15 8:34 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~戻り待ちの売りが出やすい、短期資金はインフラ補修関連へ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:戻り待ちの売りが出やすい、短期資金はインフラ補修関連へ ■外資系証券の注文動向:差し引き1740万株の買い越し ■前場の注目材料:・金日成主席の誕生日、動向に警戒 ■戻り待ちの売りが出やすい、短期資金はインフラ補修関連へ 15日の日本株市場はイベントを控え、こう着感の強い相場展開になりそうだ。また、日経平均は直近3日間1100円超上昇しており、戻り待ちの売りが出やすいところであろう。G20財務相会議の行方を見極めたいところであり、通貨安競争を回避することで過度な円高の流れは是正される可能性。黒田総裁による円高けん制発言も材料視されよう。 一方で「パナマ文書」で国際的に注目を集めるタックスヘイブン(租税回避地)を巡り課税逃れ対策の在り方も議論する見通しである。各国トップの疑念が相次いで強まるなか、波乱要因となる可能性には警戒しておく必要。 また、産油国会合を17日に控えている。足元で原油相場はリバウンドを見せてきているが、やや慎重姿勢が強まる可能性。もっとも、市場は落ち着きをみせてきており、ショートポジションは避けたいところである。その他、北朝鮮は金日成主席の誕生日を迎えることから、弾道ミサイル発射といった動向が警戒される。 そして、昨晩には熊本で震度7の大地震が発生。原発への影響はなく、津波の心配もないことから3.11のような波乱相場にはならないだろう。しかし、観光名所となっている熊本城では石垣が崩れたり、塀が倒壊する被害が出ている。国の重要文化財となっている長塀は、およそ100メートルにわたって倒壊。外壁は修復したばかりであり、心理的な影響は相当大きいだろう。物色については、建設などインフラ補修関連に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しよう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き1740万株の買い越し 朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り510万株、買い2250万株、差し引き1740万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 4月8日(金):10万株の買い越し 4月11日(月):260万株の買い越し 4月12日(火):10万株の売り越し 4月13日(水):620万株の買い越し 4月14日(木):410万株の買い越し ■前場の注目材料 ・NYダウ上昇(17926.43、+18.15)NY原油(41.50、-0.26) ・日産自、高速道で自動運転 ・日立、IoT研究に1000億円 ・金日成主席の誕生日、動向に警戒 ・熊本で震度7、激しい揺れ伴う余震のおそれ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 対外対内証券売買(先週) ・08:50 2月日銀マネタリーサーベイ <海外> ・10:30 豪準備銀行が金融安定報告書公表 ・11:00 中・3月鉱工業生産(前年比予想:+5.9%) ・11:00 中・3月小売売上高(前年比予想:+10.4%) ・11:00 中・1-3月期GDP(前年比予想:+6.7%、10-12月期:+6.8%) ・インド休場 《WA》