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後場に注目すべき3つのポイント~価格帯別出来高では商いが膨れてきているところ

2016/4/12 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~価格帯別出来高では商いが膨れてきているところ 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・価格帯別出来高では商いが膨れてきているところ ・ドル・円は108円16銭付近、ドルもみあい、株価にらみの展開 ・値上がり寄与トップはファナック<6954>、日経平均を約30円押し上げ ■価格帯別出来高では商いが膨れてきているところ 日経平均は反発。186.67円高の15937.80円(出来高概算10億7000万株)で前場の取引を終えた。11日のNY市場は下落。原油高が材料視されるものの、主要経済指標の発表が予定されておらず、手掛かり材料に欠ける展開。本格化する1-3月期決算発表を見極めたいとの模様眺めムードも強く、引けにかけて下げに転じている。シカゴ先物は大阪比30円安の15710円だったこともあり、朝方はこれにさや寄せする格好から、売りが先行した。 しかし、寄り付き直後に15700円を下回る場面もみられたが、先物主導で切り返しを見せてきており、早い段階で上昇に転じている。為替市場では円相場が1ドル108円台を回復するなか、日経平均の上げ幅は一時200円を超える場面も。ただし、16000円接近では戻り待ちの売り圧力も警戒されやすく、ややこう着感が強まってきている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは鉄鋼、銀行、証券、海運、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、機械、その他金融などが強い。一方で、水産農林、食料品、陸運、小売が冴えない。 日経平均は先物主導によるインデックスに絡んだ商いで強い動きをみせている。昨日の下落局面では15500円を割り込まず、下ひげを残す格好から下げ幅を縮めていた。同水準では日銀のETF買い入れなどの思惑等もあり、売り方の買戻しなども意識されやすいようだ。ただし、価格帯別出来高では商いが膨れてきているところであり、特に15900-16100円レベルでの戻り売り圧力は強そうである。この水準で跳ね返されるようだと、さらに積み上がりをみせてくるため、下に仕掛けられやすいところでもある。 とはいえ、主力処が軒並み堅調に推移していることから、参加しやすい需給状況でもあろう。中小型株への物色も活発なほか、テーマ材料なども豊富であり、短期的な値幅取り狙いの商いでの回転も利きやすいだろう。ただし、引けにかけてのポジション調整は意識されやすい。16000円に届かないようだと、やや弱含みとなりそうだ。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は108円16銭付近、ドルもみあい、株価にらみの展開 12日午前の東京外為市場で、ドル・円はもみあう展開となっている。日経平均株価 などに振らされる展開。ドル・円は前日海外市場で107円79銭まで下げたが、東京市場では108円を挟んで方向感の乏しい値動き。株買い局面ではドルはやや底堅い動きだが、材料難のため株価が値を切り上げる展開にならないとドルは108円半ば以上に戻すのは難しそうだ。 ランチタイムの日経平均先物は底堅いが上海総合指数は不安定のため、ドルは午後の取引ももみ合う展開となる見通し。ここまではドル・円は107円87銭から108円26銭、ユーロ・ドルは1.1401ドルから1.1416ドル、ユーロ・円は123円08銭から123円46銭で推移。 12時19分時点のドル・円は108円16銭、ユーロ・円は123円39銭、ポンド・円は153円95銭、豪ドル・円は82円39銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・業種別では鉄鋼が5%を超える上昇となった。 ・値上がり寄与トップはファナック<6954>、日経平均を約30円押し上げ ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・15:00 独・3月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.3%、速報値:+0.3%) 《WA》
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02