マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,454.12
-57.88
暗号資産
FISCO BTC Index
10/11 23:25:20
9,229,317
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

欧米為替見通し:ポンド弱含み、「パナマ文書」で政治リスク浮上

2016/4/8 18:00 FISCO
*18:00JST 欧米為替見通し:ポンド弱含み、「パナマ文書」で政治リスク浮上 来週の欧米外為市場では、ポンド・円は弱含む展開となりそうだ。キャメロン英首相が「パナマ文書」で明らかにされた亡父の投資ファンドから権益を得ていたことを認めたことで、政治情勢が不透明化する可能性が高まっているためだ。ただ、14日に開催される英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)で景気に強気な見解が示されれば、ポンドの極端な下げは抑えられるかもしれない。 亡父が租税回避地に設立した投資ファンドからキャメロン首相が権益を得ていたとされる問題で、英首相府は6日、首相とその家族はいかなるオフショアのファンドの恩恵も受けていないとの声明を発表。キャメロン首相自身も潔白を主張していたが、7日のテレビのインタビューでは3万ポンド相当の権益を以前保有していたことを一転して認めた。これにより野党や地元メディアは政権への批判を強める見通しで、求心力の低下は避けられないだろう。 今後はキャメロン首相の退陣が意識されるとともに、後継首相として欧州連合(EU)離脱支持のジョンソン・ロンドン市長の名が挙がるのは必至の情勢で、ポンド売りに振れやすい地合いを予想する。一方、14日開催のMPCは、政策金利0.50%と英中銀資産買取プログラム規模3750億ポンドの据え置きを決定する公算。同時に公表される議事要旨で、メンバーから国内経済に強気な見方が指摘されればポンドは急落した分、買戻しのきっかけになりやすく、ポンド売りを弱める手がかりとなりそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、1月:+0.3%) ・17:30 英・2月製造業生産(前月比予想:-0.2%、1月:+0.7%) ・17:30 英・2月貿易収支(予想:-102.00億ポンド、1月:-102.89億ポンド) ・21:30 カナダ・3月失業率(予想:7.3%、2月:7.3%) ・21:30 ダドリーNY連銀総裁講演(米国経済) ・23:00 米・2月卸売在庫(前月比予想:-0.2%、1月:+0.2%) 《WA》