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弱いトレンドも15000円割れは避けたいところ【クロージング】

2016/4/6 16:52 FISCO
*16:52JST 弱いトレンドも15000円割れは避けたいところ【クロージング】 6日の日経平均は小幅ながら7営業日続落。17.46円安の15715.36円(出来高概算21億4000万株)で取引を終えた。欧米株安のほか1年5ヵ月ぶりに1ドル109円台をつけた円相場が重しになり、小幅に続落で始まった。その後は原油先物相場の上昇もあって上昇に転じると、一時15800円を回復する場面もみられた。しかし、米国ではFOMC議事録の発表を控え、これを見極めたいとする模様眺めムードが強く、上値追いは慎重。一方で、日銀の追加緩和への思惑が高まってきている他、円相場がやや落ち着くなか、前日終値を挟んでのこう着が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は中型株指数のみがプラス。セクターでは空運、鉄鋼、電力ガス、海運、ゴム製品、サービス、非鉄金属、輸送用機器が上昇。一方で、倉庫運輸、保険、水産農林、鉱業、卸売が冴えない。 日経平均は小幅ながら7営業日続落となり、アベノミクス以降での連敗記録を更新したようである。FOMC議事録を控えているほか、7日にはイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長のほか、バーナンキ氏、グリーンスパン氏、ボルカー氏の歴代FRB議長が「ミレニアム世代の人口問題」をテーマに公開討論を行う予定である。年内の追加利上げに向けたFOMCメンバー議論内容や、歴代FRB議長の発言等が為替相場に影響を与える可能性もあるため、模様眺めムードが強まりやすいだろう。 日経平均は弱いトレンドが継続しているが、長期的なトレンド悪化を避けるためにも、15000円割れは避けたいところである。 《AK》