マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/14 14:21:25
9,525,455
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~日銀のETF流入ポイントを見極め

2016/4/5 12:25 FISCO
*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀のETF流入ポイントを見極め 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日銀のETF流入ポイントを見極め ・ドル・円は110円85銭付近、ドル111円割れ、日本株の下落受け ・ファーストリテ<9983>が値下がり寄与トップ、日経平均を約46円押し下げ ■日銀のETF流入ポイントを見極め 日経平均は大幅に続落。353.46円安の15769.81円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。4日の米国市場ではNYダウは反落。先週の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行したほか、軟調な原油や商品相場が重しとなった。円相場は1ドル111円台前半での推移に。これら米株安のほか、原油相場の弱い動きや円高を受けて、売り優勢の展開となった。 寄り付き直後は16000円レベルでの攻防となったが、その後16000円を割り込むと、さらに下げ幅を広げる展開に。円相場も1ドル110円台に突入するなか、インデックスに絡んだ商いにより、日経平均は一時15758.41円まで下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1800を超えており、ほぼ全面安商状。この流れを受けて相対的に底堅い値動きをみせていた中小型株も急速に値を消す格好となった。セクターでは33業種すべてが下げており、鉱業、銀行が4%を超える下落。 日経平均は価格帯別出来高で商いの膨れていた15900-16100円レベルを割り込んできており、真空地帯を走る格好となっている。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σを割り込み、2月安値時につけた-3σレベルまで下げ幅を拡大させている。一目均衡表では雲を下放れる形状となり、遅行スパンは下方転換シグナルを発生させてきている。 シグナルが悪化しているほか、中小型株も値を消す展開になり、押し目買いを入れづらい需給状況であろう。その中で強い動きをみせているソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>などに値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。また、一段の下振れが警戒されるなかで、日銀によるETF買い入れといった下支えも意識されやすいところ。水準的にどの辺りをサポートとして市場のコンセンサスが強まるかを見極めたいところであろう。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は110円85銭付近、ドル111円割れ、日本株の下落受け 5日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含む展開となり111円を割り込んだ。日経平均株価の下落を受けた値動き。 ドル・円は朝方111円36銭を付けた後、日経平均の弱含みを受けドル売り基調が強まり、一時110円78銭まで下落。3月17日に付けた110円67銭に迫った。その後は売り一服となり、足元は110円80銭台で推移している。 ただ、日本株安を受けたリスク回避的なドル売りは弱まっていない。上海総合指数は不安定な値動きで、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いているため、ドルはなお先安観が強い。目先株価の下げ幅が縮小してもドルの戻りは鈍そうだ。 ここまではドル・円は110円78銭から111円36銭、ユーロ・ドルは1.1386ドルから1.1405ドル、ユーロ・円は弱含み、126円26銭から126円85銭で推移。 12時20分時点のドル・円は110円85銭、ユーロ・円は126円32銭、ポンド・円は158円14銭、豪ドル・円は84円01銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ファーストリテ<9983>が値下がり寄与トップ、日経平均を約46円押し下げ ・しまむら<8227>、アコム<8572>のレーティング格上げ ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(2.00%で据え置き予想) ・14:00 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策、香港) ・15:00 独・2月製造業受注(前月比予想:+0.3%、1月:-0.1%) 《SY》
関連銘柄 5件
6758 東証プライム
2,815
10/11 15:00
-11(-0.39%)
時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
8227 東証プライム
8,498
10/11 15:00
-62(-0.72%)
時価総額 627,382百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」やベビー業態「バースデイ」等も。27.2期売上高7190億円目標。高価格帯商品の拡充などブランド力向上図る。 記:2024/05/06
8572 東証スタンダード
377
10/11 15:00
-1.8(-0.48%)
時価総額 590,613百万円
MUFGグループの大手ノンバンク。1936年創業。ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、債権管理回収事業を手掛ける。タイなど海外でも事業展開。金融機関との保証提携拡大、新サービス創出などに取り組む。 記:2024/08/27
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(6.09%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(-0.96%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17