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ユーロ週間見通し:底堅い動きを続けるか、ユーロ高・米ドル安継続の影響も

2016/4/2 15:30 FISCO
*15:30JST ユーロ週間見通し:底堅い動きを続けるか、ユーロ高・米ドル安継続の影響も ■堅調推移、米早期利上げ観測後退でポジション調整の買い強まる 先週のユーロ・ドルは堅調推移。米早期利上げ観測が後退し、米国とのユーロ圏の金利差拡大を見込んだユーロ売りは大きく後退した。ユーロ売りポジションの解消に伴う投資家のユーロ買い・米ドル売りが活発となり、ユーロは1.14ドル台前半まで買われた。取引レンジ:1.1153ドル-1.1438ドル。 ■底堅い展開か、米早期利上げ観測後退でユーロ買い継続 今週のユーロ・ドルは底堅い展開か。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が3月29日の講演で早期利上げに慎重姿勢を示したことが嫌気されており、ユーロ買い・ドル売りは続きそうだ。6日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)の3月会合議事録に追加利上げに慎重な見解が多く含まれていた場合、ユーロ買い・ドル売りを促す展開が予想される。 予想レンジ:1.1300ドル-1.1500ドル ■強含み、ユーロ高・米ドル安が意識される 先週のユーロは対円で強含み。米早期利上げ観測が後退し、リスク回避的なユーロ買い・米ドル売りが活発となったことが要因。米ドル・円相場は円高方向に振れたが、ユーロは対円でも強い動きをみせており、一時128円台前半までユーロ高・円安が進んだ。取引レンジ:126円12銭-128円22銭。 ■底堅い動きを続けるか、ユーロ高・米ドル安継続の影響も 今週のユーロ・円は底堅い動きを続ける見込み。米早期利上げ観測の後退でユーロ選好の地合いとなっており、ユーロの対円レートは強含みの展開が予想される。ただ、7日に公表される欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨で緩和姿勢が示された場合、利食い目的のユーロ売りが増える可能性がある。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・4日:2月生産者物価指数(前年比予想:-4.0%、1月:-2.9%) ・5日:2月小売売上高(前月比予想:+0.1%、1月:+0.4%) ・7日:欧州中央銀行理事会の議事要旨公表 予想レンジ:126円00銭-129円00銭 《FA》