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*20:00JST 米国株見通し：利益確定売りか、雇用統計が堅調なら一段高の展開も 『米株式市場』 31日のNY市場はまちまち。週間新規失業保険申請件数が2か月間で最大の増加となったことを受けて売りが先行。その後は、為替相場でドル安が進行したほか、原油相場も上昇あって小動きに。一時下げ幅を広げる場面もみられたが、明日の雇用統計内容を見極めたいとの動きや、月末・四半期末でポジション調整の売買も多く、引けにかけて下げ幅を縮小した。ダウ平均は31.57ドル安の17685.09、ナスダックは0.55ポイント高の4869.85。 グローベックスの米株先物はNYダウで30ドル安程度を織り込んで推移している。欧州市場は全般売り優勢の展開に。日経平均が3％超の下落なども嫌気される可能性がありそうだ。NYダウは昨年末水準での攻防をみせているが、外部環境の不透明感から利益確定の流れが出やすいところであろう。もっとも、市場の関心は雇用統計となる。非農業雇用者数が20万5000人増と前月から下落、失業率は4.9％増と横ばいが予想されている。先日のADP雇用報告の結果から、予想を上回る可能性もあり、イエレンFRB議長の発言による利上げ観測の後退といった余韻が残るなか、一段の上昇も期待されるところか。 《TY》