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前場に注目すべき3つのポイント~海外勢不在で個人主体のテーマ株物色が中心に

2016/3/25 8:31 FISCO
*08:31JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外勢不在で個人主体のテーマ株物色が中心に 25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:海外勢不在で個人主体のテーマ株物色が中心に ■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し ■前場の注目材料:LINE、格安スマホ参入 ■海外勢不在で個人主体のテーマ株物色が中心に 25日の東京市場はこう着感の強い相場展開になろう。24日の米国市場はNYダウが小幅に反発し、シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の16770円だった。NYダウは一時17400ドルを下回る場面もみられたが、石油掘削装置(リグ)稼働数の減少が報じられると、原油価格の買い戻しに伴い、引けにかけて下げ幅を縮小。結局小幅に反発して取引を終えている。 この流れを受けて前日の下げに対する自律反発も意識されるが、25日の海外市場はグッドフライデーの祝日で休場となるため、海外勢のフローは期待しづらいところである。薄商いの中を、先物主導によるインデックスに絡んだ商いに振らされる格好になろうが、方向性は出難いと考えられる。 物色の流れとしては個人主体になりやすく、新興市場の中小型株には短期資金がシフトしやすいだろう。LINEやフィンテック、自動運転車、AI、AR/VRなどのテーマ株や直近IPOにも向かいやすい。さらに、配当・優待を狙った売買も意識されてくる可能性があり、大引け間際の価格変動が注目される。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き80万株の売り越し 朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り350万株、買い270万株、差し引き80万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 3月17日(木):500万株の売り越し 3月18日(金):270万株の買い越し 3月22日(火):180万株の売り越し 3月23日(水):250万株の売り越し 3月24日(木):460万株の売り越し ■前場の注目材料 ・NY原油(39.46、-0.33)・NYダウ上昇(17515.73、+13.14) ・金利ゼロの資金調達が拡大 ・LINE、格安スマホ参入 ・三菱商事、赤字1500億円 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:0.0%、1月:0.0%) <海外> ・特になし 《SY》