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欧米為替見通し:トルコリラは売り継続か、地政学リスクと政策金利据え置き予想で

2016/3/24 17:26 FISCO
*17:26JST 欧米為替見通し:トルコリラは売り継続か、地政学リスクと政策金利据え置き予想で 本日24日の欧米外為市場では、トルコリラは対ドルで売りが続きそうだ。地政学リスクで新興国通貨が売られやすい地合いとなっていることが背景。また、トルコ中央銀行が今晩、市場の予想通り政策金利を据え置いた場合、失望の売りが出る可能性もある。 トルコでは今月に入って13日に首都アンカラ、19日にイスタンブールで、いずれも大規模な自爆テロ事件が発生。週末の大都市を狙ったテロ事件が相次いだことで同国の治安情勢に懸念が強まった。また、22日のベルギーでのテロを受けたリスク回避的な動きは、新興国通貨を押し下げている。米追加利上げ観測の後退を背景にドル売りに振れた前週、トルコリラは一時1ドル=2.8406リラまで戻したが、足元の地政学リスクを受け24日午後時点では2.88リラ台まで値を下げている。 一方、今晩午後9時のトルコ中銀の政策発表が注目される。指標レポレート(7.50%)、翌日物貸出金利(10.75%)、翌日物借入金利(7.25%)の3つの政策金利はいずれも据え置きが市場コンセンサス。ただ、トルコの2月消費者物価指数(CPI)は前年比+8.78%と高水準が続き年末時点の中銀目標である+5%を大幅に上回っている。市場には利上げ期待があるため、金利据え置きなら失望のリラ売りに振れそうだ。また、一部で観測される貸出金利を引き下げた場合にも、リラ売りは強まるだろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・2月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-0.7%、1月:+2.3%) ・21:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済と金融政策) ・21:30 米・2月耐久財受注(前月比予想:-3.0%、1月:+4.7%) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.8万件、前回:26.5万件) ・22:45 米・3月サービス業PMI速報値(予想:51.4、2月:49.7) 《SY》