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前場に注目すべき3つのポイント~自律反発を意識も為替相場を睨みながらの展開に

2016/3/22 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~自律反発を意識も為替相場を睨みながらの展開に 22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:自律反発を意識も為替相場を睨みながらの展開に ■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の売り越し ■前場の注目材料:人工知能が小説執筆、文学賞で選考通過 ■自律反発を意識も為替相場を睨みながらの展開に 22日の日本株市場は買い先行の展開となり、日経平均は先週の下げに対する自律反発が意識されよう。21日の米国市場は利上げ観測の後退や堅調な原油相場が引き続き好感されており、NYダウは7日続伸だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円高の16755円となり、これにさや寄せする格好となろう。 ただし、これまで相場の変動要因だった原油相場が上昇を見せてきているものの、ここにきて為替相場に振らされる相場展開となっている。為替連動でのアルゴリズムトレードへの思惑なども警戒されやすく、円高に大きく振れる局面においては、仕掛け的な動き等にも警戒する必要がありそうだ。 その他、期末要因から機関投資家の積極的な売買は次第に手控えられると考えられるなか、不安定な相場展開が意識されやすい。さらに、期末接近で貸株返却に伴う買戻しなども意識されやすい時期ではあるが、米利上げペース鈍化を背景とした円高が、引き続き株式市場の重しになりそうだ。その為、買い一巡後は為替相場を睨みながらのこう着感の強い相場展開になろう。 物色としては、米アップルのイベントが開催され、「iPhone SE」の発表を受けて、アップル関連のほか、経産省は燃料電池車を2030年までに80万台程度とする計画から、燃料電池車や自動運転関連。人工知能を使った小説が文学賞で一次選考を通過したと報じられており人工知能関連。その他、先週動意をみせていたフィンテックなども引き続き注目されよう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の売り越し 朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り1690万株、買い1510万株、差し引き180万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 3月14日(月):240万株の買い越し 3月15日(火):120万株の買い越し 3月16日(水):120万株の売り越し 3月17日(木):500万株の売り越し 3月18日(金):270万株の買い越し ■前場の注目材料 ・NYダウは7日続伸(17623.87、+21.57)NY原油(39.91、+0.47) ・上海株、約2ヶ月ぶり3000ポイント回復 ・北朝鮮が飛翔体5発発射 ・人工知能が小説執筆、文学賞で選考通過 ・経産省、燃料電池車2030年までに80万台程度に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SY》