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欧米為替見通し:ポンド・円は底堅い、欧米株高や原油高で買戻し継続

2016/3/3 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ポンド・円は底堅い、欧米株高や原油高で買戻し継続 今日の欧米外為市場では、ポンド・円は底堅い値動きとなりそうだ。相関性の高い北海ブレント原油の持ち直しや最近のアジア、欧米の株高が手がかりとなる見通し。英国の利上げ観測の後退と欧州連合(EU)離脱懸念で大きく売られた分、ポンドには買戻しが入りやすい地合いが続くと予想する。 ポンド・円は、英中銀が2月4日に開催した金融政策委員会(MPC)で利上げ観測が大きく後退したほか、UE離脱を問う国民投票実施が決まり警戒感が強まった。このため2月2日の175円02銭から同25日には一時154円73銭まで値を下げた。しかし、前週末に中国・上海で開催された20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)で英国のEU離脱をけん制する文言が声明に盛り込まれたことで懸念はやや後退。ポンドの買戻しは強まり、足元では節目の160円を回復している。 最近の原油高や株高もポンドの押し上げ要因だ。北海ブレントは2月1日に付けた27.88ドルを底値に回復基調が続き、主要産油国による増産凍結協議への期待感から3月2日は37.27ドルまで上昇。また、日本や欧米の株高基調はリスク選好の円売りを誘発している。今週発表された製造業購買担当者景気指数(PMI)などは低調だが、ポンドには底堅さがみられる。今日18時半発表のサービス業PMIと総合PMIが極端に下振れなければポンドの買戻しは続くだろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・2月サービス業PMI改定値(予想:53.0、速報値:53.0) ・18:00 ユーロ圏・2月総合PMI改定値(予想:52.7、速報値:52.7) ・18:30 英・2月サービス業PMI(予想:55.1、1月:55.6) ・18:30 英・2月総合PMI(予想:55.7、1月:56.1) ・19:00 ユーロ圏・1月小売売上高(前月比予想:+0.1%、12月:+0.3%) ・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27.0万件、前回:27.2万件) ・22:30 米・10-12月期非農業部門労働生産性確定値(前期比年率予想:-3.0%、速報値:-3.0%) ・22:30 米・10-12月期単位労働コスト確定値(前期比年率予想:+4.3%、速報値:+4.5%) ・23:45 米・2月サービス業PMI改定値(予想:50.0、速報値:49.8) ・24:00 米・2月ISM非製造業景況指数(総合)(予想:53.1、1月:53.5) ・24:00 米・1月製造業受注(前月比予想:+1.4%、12月:-2.9%) ・24:00 米・1月耐久財受注改定値(速報値:前月比+4.9%) ・24:45 カプラン米ダラス連銀総裁講演 ・中国人民政治協商会議(政協)が開幕 《SY》