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欧米為替見通し:ドル・円の上昇は限定的か、中国経済への不安と原油の安値圏推移で

2016/1/13 17:24 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円の上昇は限定的か、中国経済への不安と原油の安値圏推移で 今日の欧米外為市場では、ドル・円は自律反発にとどまりそうだ。前日の欧米株や今日の日経平均株価の上昇などを受け底堅い値動きが見込まれるものの、中国経済の不透明感が払拭されていないほか、原油価格は引き続き安値圏推移が続いているため、119円回復は想定しにくい。 「ドル・円はこんなに上がると思わなかった」——ある邦銀関係者はこう話す。というのは、年初から中国発の市場の混乱を背景に、ドル・円は11日に116円70銭まで下げ、昨年8月安値の116円18銭が視野に入るほど弱含んでいたためだ。しかし、今日のアジア取引時間帯では午前中に118円台を回復し、この水準を維持した。12日の海外市場から13日のアジア市場にかけて株式市場は落ち着きを取り戻したほか、短期筋は117円20銭付近で下値の堅さを確認してドル買いに転じたことから、目先は底堅い値動きとなる見込み。 もっとも、欧米株高に振れても、ドル・円は118円半ばから後半の取引が中心となろう。上海総合指数は昨年9月以来の安値圏で推移し、前日に続き今日も節目の3000ポイントを一時割り込むなど、不安定な状態が続いているためだ。また、前日一時30ドルを割り込んだ米原油先物ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は今日11時発表の中国貿易統計が好感されて小幅に値を戻しただけで、引き続き安値圏で推移している。こうした不安要因から、目先は119円を回復するほど堅調地合いにはなりにくく、今月8日の米雇用統計発表直後に付けた118円83銭が上値メドとみる。 【今日の欧米市場の予定】 19:00 ユーロ圏・11月鉱工業生産指数(前月比予想:-0.3%、10月:+0.6%) 21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-11.6%) 21:45 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演(経済見通し) 02:30 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(経済情勢と金融政策) 03:00 米財務省10年債入札(210億ドル) 04:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック) 04:00 米・12月財政収支(予想:-100億ドル、14年12月:+19億ドル) 《SY》