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欧米為替見通し:米利上げペースは鈍いとの見方、ドル売りの流れ

2015/11/19 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:米利上げペースは鈍いとの見方、ドル売りの流れ 今日の海外市場では、ドル売りの展開となりそうだ。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨から利上げペースは鈍いとの見方が広がっているためだ。また、日銀が追加金融緩和を見送ったことによる失望の円買いも、ドル相場を押し下げる要因となろう。 米連邦準備制度理事会(FRB)は18日(日本時間19日未明)、10月27-28日開催分のFOMC議事録を公表した。それによると、大半のメンバーが12月までに利上げの条件が整う可能性があるとみていたことが明らかになった。反面、米経済の長期的な見通しに関する議論から、利上げペースは予想ほど早くないとの見方が広がった。邦銀のある外為ディーラーは「FRBは12月に思惑通りに利上げに踏み切っても、利上げペースは鈍いものになる」とし、目先はドル売りの流れを予想している。 一方、日銀は18-19日金融政策決定会合で現行の政策維持を賛成多数で決めた。アジア取引時間帯では、これをきっかけにドル売り・円買いに振れた。16日に発表された日本の7-9月期実質国内総生産(年率換算)が2期連続でマイナスとなったことなどを背景に、海外勢を中心に追加緩和期待が高まっていたことから、失望の円買いが入った。「これまでドル買いポジションが積み上がっていることから、安易な押し目買いを入れるステージではない」と先の外為ディーラーは指摘しており、122円半ばまでじりじり値を下げる展開を想定する。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・9月経常収支(8月:+137億ユーロ) ・18:30 英・10月小売売上高(自動車燃料含む)(前月比予想:-0.1%、9月:+1.9%) ・21:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 ・22:00以降 南ア中銀が政策金利発表(6.00%に据え置き予想) ・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27万件、前回:27.6万件) ・22:30 米・11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:-0.3、10月:-4.5) ・24:00 米・10月景気先行指数(前月比予想:+0.5%、9月:-0.2%) ・02:30 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(米経済) ・06:45 フィッシャー米FRB副総裁講演(「過渡期の新興アジア」) 《SY》