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欧米為替見通し:英中銀はタカ派的な見解か、ポンドは一段高へ

2015/11/5 17:44 FISCO
*17:44JST 欧米為替見通し:英中銀はタカ派的な見解か、ポンドは一段高へ 今日の海外市場では、イングランド銀行(英中銀)の金融政策委員会(MPC)が焦点となりそうだ。堅調な英国経済を背景に、英中銀は利上げにタカ派的な見解を示す可能性があり、ポンドは一段高となろう。 英中銀は今日21時、金融政策と四半期物価報告を発表するとともに、議事要旨を公表する。市場では、政策金利と資産購入枠について据え置きが予想されている。ただ、英国経済に関しては、10月27日に発表の7-9月期国内総生産は前年比+2.3%と市場コンセンサスの2.4%に近い内容となったほか、11月2日発表の建設業購買担当者景気指数(PMI)は55.5と、前回51.5から大幅に改善するなど、堅調に推移している。これらを受け、英中銀が利上げに前向きな姿勢を示すと期待されている。 カーニー総裁をはじめMPCメンバーは夏場以降、金利引き上げの必要性に言及してきた。今日の会合で「利上げを主張するメンバーがこれまでの1人から増えればポジティブ・サプライズ」(邦銀関係者)となり、ポンド買いに振れやすい。また、総裁発言の内容やインフレ率見通しの内容次第では、英中銀が2016年はじめにも利上げに踏み切るとの期待が再び高まり、ポンドは一段高となりそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告 ・19:00 ユーロ圏・9月小売売上高(前月比予想:+0.2%、8月:0.0%) ・19:00 欧州委員会が経済見通し発表 ・19:45 ドラギECB総裁講演 ・21:00 英中銀金融政策委員会が金融政策発表(政策金利、資産購入枠とも据え置き予想) ・21:00 英中銀が金融政策委員会の議事要旨発表 ・21:00 英中銀が四半期物価報告発表 ・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.2万件、前回:26万件) ・22:30 米・7-9月期労働生産性速報値(前期比年率予想:-0.3%、4-6月期:+3.3%) ・22:30 米・7-9月期単位労働コスト速報値(前期比年率予想:+2.5%、4-6月期:-1.4%) ・22:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁あいさつ ・22:30 ダドリーNY連銀総裁あいさつ ・03:30 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(中央銀行制度関連) 《SY》