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欧米為替見通し:中国経済指標に反応し豪ドルは買い戻し優勢に

2015/10/1 17:26 FISCO
*17:26JST 欧米為替見通し:中国経済指標に反応し豪ドルは買い戻し優勢に 今日の欧米市場では、豪ドルが買われやすい地合いとなりそうだ。中国の経済指標の発表を受けて交易面で関係が深いオーストラリアに関心が高まると想定する。これまで大きく売られてきた豪ドルはポジション調整が強まろう。ただ、中国市場が休場のほか、2日の米雇用統計発表を控え市場参加者が積極的に動きにくいことなどから豪ドルの買いは長続きせず、戻りは限定的とみる。 午前中に発表された中国の経済指標は、9月財新サービス業購買担当者景気指数(PMI)が50.5(8月:51.5)と前月を下振れしたが、9月非製造業PMIは53.4(8月:53.4)と前月並みだった。また、9月製造業PMIは49.8(予想:49.7、8月は49.7)、9月財新製造業PMI改定値は47.2(予想:47.0、速報値47.0)とほぼ予想通りとなった。ある米銀関係者は「内容はよくなかったものの、速報値や予想値を評価する」と述べた。 これらの発表を受けて東京市場では豪ドルが対ドル、対円で買われ堅調地合いとなった。一方、中国の指標に先立って発表された日銀短観9月調査(大企業製造業DI)が+12(予想:+13、前回:+15)となった。予想と前回実績を下回ったことにより日銀による追加金融緩和が意識されていることから、豪ドルは対ドルよりも対円で買われやすいと見る。 こうした背景から豪ドル買いに振れやすいと考えるが、肝心の中国市場が来週7日まで休場となっていることや、明日に米雇用統計の発表を控えていることを考慮すると積極的な買いは手控えられよう。豪ドルは、前週から今週にかけて世界的な株安の連鎖で売られてきたことから、ポジション調整的な買戻しにとどまると想定する。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・9月製造業PMI(予想:51.3、8月:51.5) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27.1万件、前回:26.7万件) ・23:00 米・9月ISM製造業景況指数(予想:50.6、8月:51.1) ・23:00 米・8月建設支出(前月比予想:+0.5%、7月:+0.7%) ・03:30 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演(経済見通し) ・中国株式市場は国慶節のため休場(7日まで) ・香港株式市場は祝日のため休場 《SY》