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欧米為替見通し:米中首脳会談後の中国金融市場に関心

2015/9/23 17:27 FISCO
*17:27JST 欧米為替見通し:米中首脳会談後の中国金融市場に関心 今日の欧米市場で、米中首脳会談後の中国金融市場に関心が高まりそうだ。中国経済の減速懸念が広がるなか、政府や金融当局による対策などが問題視されるようだと、中国市場発の混乱が警戒される可能性がある。 中国の習主席は22日から米国を国賓として初めて訪問し、25日にはオバマ大統領との首脳会談に臨む。これに先立ち、米経済諮問委員会(CEA)のファーマン委員長が通信社とのインタビューで、中国の通貨切り下げが市場に混乱を生じさせたことや、中国株式市場の変動について問題視しており、その場しのぎの経済対策をやめるよう中国側に要求する考えを語った。 23日の人民元相場は、対ドル基準値を1ドル=6.3773元と設定したが、日中は6.3800元台の安値圏で推移している。中国人民銀行(中央銀行)が市場介入を縮小している影響とみられる。報道によると、習主席は22日、シアトルでの演説で、輸出拡大を目的に人民元を押し下げることはしないと表明した。ただ、政府や金融当局による対策を講じなければ8月のような株式市場の混乱が再発しよう。 実際、中国経済の減速懸念は増すばかりだ。23日午前に発表された9月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.0と市場予想を下回り、好不調の基準である50を7カ月連続で下回った。中国経済は国際金融市場への影響力が大きいだけに、政府や当局の金融政策が制限されるなら、中国金融市場への警戒感が再び強まるとみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・20:00  米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-7.0%) ・21:30  加・7月小売売上高(前月比予想:+0.7%、6月:+0.6%) ・22:00  ドラギECB総裁が欧州議会で四半期証言 ・22:00  南ア中銀が政策金利発表(6.00%に据え置き予想) ・22:45  米・マークイット9月製造業PMI速報値(予想:52.8、8月:53.0) ・01:30  ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(経済について) ・02:00  米財務省5年債入札(350億ドル) 《MK》