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欧米為替見通し:米FOMC前に利上げ見送りを織り込みか

2015/9/16 17:24 FISCO
*17:24JST 欧米為替見通し:米FOMC前に利上げ見送りを織り込みか 今日と明日開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、欧米市場は利上げ見送りを織り込む動きが強まりそうだ。市場では日銀が15日に追加緩和を見送ったこともドル買いを躊躇(ちゅうちょ)させる要因との声が聞かれる。 15日の海外市場では、8月米小売売上高がほぼ予想通りとなったことや、米株高と米債利回りの上昇を受け、ドル・円は120円半ばまで上昇。しかし、日銀の追加緩和見送りが再び意識され、16日の東京市場ではポジション調整のドル売り・円買いが進んだ。こうした動きを複数の市場関係者は「日銀が追加緩和を見送った影響」と指摘している。 市場はFOMCを控え積極的には動きにくいなか、米利上げ見送りに傾いているとみられる。CMEの「FEDウォッチ」によると、市場関係者の据え置き予想が75%で、利上げ予想は25%にとどまっている。こうしたムードを反映し、ドル・円は16日の東京市場で日経平均株価がプラス圏で推移したにもかかわらず、ドル買いの流れは観測されなかった。 FOMC前の本日だが、FOMC前の最後の手がかりとなる21:30の8月消費者物価指数は注目しておきたい。総合指数は前年比+0.2%(7月は+0.2%)、コア指数は前年比+1.9%(7月:+1.8%)が市場予想となっている。これらの数字を下回れば利上げ見送りを織り込む動きがより強まる可能性もあろう。商いが薄くなることで、発表直後は瞬間的に大きく傾くかもしれない。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・5-7月期ILO失業率(予想:5.6%、4-6月5.6%) ・18:00 ユーロ圏・8月消費者物価指数改定値(予想:+0.20%、速報値+0.20%) ・20:00 南ア・7月小売売上高(前年比予想:+2.5%、6月:+3.5%) ・20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:-6.2%) ・21:30 米・8月消費者物価指数(前年比予想:+0.2%、7月:+0.2%) ・21:30 米・8月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.9%、7月:+1.8%) ・22:15 カーニー英中銀総裁議会証言 ・23:00 米・9月NAHB住宅市場指数(予想:61) ・05:00 米・7月対米証券投資(ネット長期フロー)(6月:+1031億ドル) ・米・連邦公開市場委員会(FOMC)(17日まで) 《SY》