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後場に注目すべき3つのポイント~中小型や資源・素材関連堅調、日経平均の下落ほど市場のムードは悪くない

2015/9/8 12:36 FISCO
*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~中小型や資源・素材関連堅調、日経平均の下落ほど市場のムードは悪くない 8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・中小型や資源・素材関連堅調、日経平均の下落ほど市場のムードは悪くない ・ドル・円は119円07銭付近、日経平均の下落受けドル弱含み ・医薬品、食料品、電気・ガスなどディフェンシブ関連が下落 ■中小型や資源・素材関連堅調、日経平均の下落ほど市場のムードは悪くない 日経平均は下落。135.11円安の17725.36円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。7日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場。欧州市場については、ドイツ鉱工業生産の増加などが安心感となり、全般堅調だった。この欧州の上昇の流れを受けて、買い優勢の展開から始まった。また、寄り付き前に発表された4-6月期の実質GDP改定値が年率1.2%減(速報値1.6%減)に上方修正されたことも手掛かりに。 しかし、18000円には届かず、寄り付き直後につけた17962.56円を高値に、その後はじりじりと上げ幅を縮め、中国・上海指数が下落して始まると、下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに下落。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、鉱業、ゴム製品、石油石炭などが上昇する半面、医薬品、食料品、電力ガス、小売、保険、陸運などが冴えない。 日経平均は上昇して始まったが、引き続き5日線に上値を抑えられている。前日の寄り付き水準まで下げてきており、不安定な状況である。一方で、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が若干上回る程度であり、高安が拮抗している。マザーズ指数、ジャスダック平均、東証2部指数などはプラス圏で推移。また、鉄鋼、非鉄金属、鉱業、ゴム製品、石油石炭といった資源・素材関連等が堅調であり、日経平均の下落ほど市場のムードは悪くなさそうである。 週末には先物・オプションSQを控えているほか、市場の関心は16、17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など米金融政策に向かっている。中国が急落ともなれば影響は避けられないものの、冷静な相場展開が意識される。先物主導による売買を避ける格好からも、材料系の銘柄にシフトしやすい。また、安倍首相の無投票再選が決まっており、改めて政策期待なども高まりやすい状況。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は119円07銭付近、日経平均の下落受けドル弱含み ドル・円は119円07銭付近で推移。日経平均株価が高寄り後に値を下げていることに連動した動き。 ドル・円は日経平均が高寄りしたタイミングで一時119円52銭まで買われた。しかし、日経平均がその後マイナス圏に沈み、下げ幅を拡大したことを受け、119円15銭まで反落。また、上海総合指数も不安定な値動きとなっていることから、リスク回避の動きが後退していないもよう。 目先、日経平均が切り返す展開となればドル・円の上昇が見込まれるが、足元で日経平均先物が弱含みとなっていることから、ドル・円が上昇に向かうとは考えにくい。 12時30分時点のドル・円は119円07銭、ユーロ・円は133円01銭、ポンド・円は182円11銭、豪ドル・円は82円74銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・前場はFリテ<9983>、ファナック<954>、塩野義<4507>で日経平均を50円押し下げ ・医薬品、食料品、電気・ガスなどディフェンシブ関連が下落 ・中国の貿易統計発表を予定、上海市場の動向に注目 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00  8月景気ウォッチャー調査・現状(予想:52.0、7月:51.6) <海外> ・時間未定 中・8月貿易収支(予想:+480億ドル、7月:+430.3億ドル) ・14:45  スイス・8月失業率(予想:3.3%、7月:3.3%) ・15:00  独・7月貿易収支(予想:+235億ユーロ、6月:+240億ユーロ) ・15:00  独・7月経常収支(予想:+215億ユーロ、6月:+244億ユーロ) 《SY》
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世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10