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今日の為替市場ポイント:ドル・円は124円前後で推移か、米長期金利低下を意識してリスク選好的な円売り抑制も

2015/8/3 8:08 FISCO
*08:12JST 今日の為替市場ポイント:ドル・円は124円前後で推移か、米長期金利低下を意識してリスク選好的な円売り抑制も 7月31日のドル・円相場は、東京市場では123円91銭から124円28銭で推移。欧米市場でドルは一時123円52銭まで反落し、123円88銭で取引を終えた。 本日8月3日のドル・円は124円前後で推移か。米長期金利の低下を意識してリスク選好的な円売りはやや抑制される見込み。 米労働省が31日発表した4-6月期雇用コスト指数は前期比+0.2%にとどまり、統計開始以来、33年ぶりの低い伸び率となった。市場予想は+0.6%程度だった。ただし、市場関係者の間からは、雇用コストの伸び率鈍化は一時的な現象ではないか、との声が聞かれている。 米労働市場の改善は続いているが、賃金上昇は抑制されている。雇用コストの上昇率が鈍化した場合、米連邦準備制度理事会(FRB)の中期的なインフレ目標である2%水準を達成することは大変難しくなるとの見方が多い。 セントルイス地区連銀のブラード総裁は米紙WSJとの会見で「経済の見通しはかなり良好」、「インフレが2%に戻ると自信、2016年までに達成」との見方を示しているが、賃金上昇がインフレ率の上昇に寄与する可能性は低いとの声が聞かれている。 《SY》