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欧米為替見通し:イエレンFRB議長の年内利上げ予定、9月か12月か?

2015/6/17 17:33 FISCO
*17:35JST 欧米為替見通し:イエレンFRB議長の年内利上げ予定、9月か12月か? 本日17日の欧米市場のドル・円は、連邦公開市場委員会(FOMC)では現状の金融政策の維持が予想されていることで、イエレンFRB議長の会見や「経済の見通し」を注目する展開となる。 3月と4月の連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、利上げの条件として物価情勢と雇用情勢に「合理的な確信」が生じた時とされている。米国の4月のコアインフレ率は前年比+1.2%でインフレ目標値の2.0%には程遠い状況であり、5月の失業率は5.5%で自然失業率の5.1%に接近しているものの、「合理的な確信」を生じさせる状況ではない。 さらに、イエレンFRB議長は利上げの条件として、「イエレン・ダッシュボード」で注視している9つの雇用関連指標がリセッション(景気後退)前の状況を回復した場合と示唆しているが、直近のデータでは、3つだけが回復しているものの、6つは未回復のままとなっている。 タカ派のフィッシャーFRB副議長は、「早めの緩やかな利上げリスク」と「遅めの急激な利上げリスク」を比較考量しているものの、本日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、現状の金融政策の維持が予想されている。 注目ポイントは、イエレンFRB議長が先日言及した「年内」の利上げの可能性を9月か12月かに特定するのか否か、「経済の見通し」での、失業率やインフレ率の見通しの変更を見極めることになる。 ギリシャ債務協議では、明日18日のユーロ圏財務相会合が最後の審判となる可能性に警戒しながら、ツィプラス・ギリシャ首相とプーチン露大統領が会談を行うことで、北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)対 ロシアの対立構図の中でのギリシャの命運に注目することになる。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 南ア・5月消費者物価指数(前年比予想:+4.5%、4月:+4.5%) ・17:30 英・5月失業率(予想:2.2%) ・17:30 英・2-4月ILO失業率(予想:5.5%、1-3月:5.5%) ・17:30 英中央銀行が金融政策委員会(MPC)議事録公表 ・18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.3%、速報値:+0.3%) ・20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+8.4%) ・20:00 南ア・4月小売売上高(前年比予想:+2.1%、3月:+2.0%) ・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明発表(金融政策は現状維持の予想) ・03:30 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長会見 《SY》