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後場に注目すべき3つのポイント~中小型株も手掛けづらいが、日銀のETF買入れへの思惑も

2015/6/16 12:32 FISCO
*12:35JST 後場に注目すべき3つのポイント~中小型株も手掛けづらいが、日銀のETF買入れへの思惑も 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・中小型株も手掛けづらいが、日銀のETF買入れへの思惑も ・ドル・円は123円56銭付近、黒田日銀総裁発言で強含み ・明日の訪日外国人数の発表を控えインバウンド関連に関心か ■中小型株も手掛けづらいが、日銀のETF買入れへの思惑も 日経平均は続落。127.79円安の20260.00円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えた。ギリシャが債務不履行に陥るのではないかという懸念が強まり、海外市場が軒並み下落した流れを受けて売りが先行した。その後、20368.21円と下げ幅を縮める局面もみられたが、前場中ごろ過ぎから下げ幅を広げている。 先物市場では断続的な売りが出ているとの見方や10時から黒田日銀総裁が参議院財政金融委員会に出席するなかで、思惑的な売りが出たとの見方もされている。しかし、前日に下げ渋りをみせていた25日線レベルでの底堅さもみられている。セクターでは、鉱業、銀行、海運、鉄鋼、保険、パルプ紙、証券、機械などが冴えない。半面、空運、食料品、電力ガスが小じっかり。 黒田日銀総裁の参議院財政金融委員会への出席辺りから下げ幅を広げたほか、銀行株の弱い値動きが売りを誘った感がある。また16、17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、18、19日には日銀の政策委員会・金融政策決定会合など重要イベントが控えていることも影響しているであろう。 日経平均の下落率は-0.63%、TOPIXは-0.74%となり、後場は日銀のETF買入れへの思惑が高まる。日経平均の25日線レベルでの底堅さが意識されるようであれば、先物主導でショートカバーが入る展開が期待されそうである。ただし、中小型株の主力処も利益確定の流れが強まっており、反発力が鈍る局面ではポジション圧縮に向かわせやすいだろう。 ■ドル・円は123円56銭付近、黒田日銀総裁発言で強含み ドル・円は123円56銭付近で推移。黒田日銀総裁の発言を受けて上昇したものの、東京株式市場が弱含みに推移したこと、ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開となった。ユーロ・ドルは小動き、1.1263ドルから1.1279ドルで推移。ギリシャの債務問題への警戒感から上げ渋る展開となった。ユーロ・円は小動き、139円05銭から139円41銭で推移。 12時26分時点のドル・円は123円56銭、ユーロ・円は139円33銭、ポンド・円は192円90銭、豪ドル・円は95円90銭で推移している。 ■後場のチェック銘柄 ・内需・ディフェンシブ関連が日経平均寄与度の値上がり上位に ・米系証券が海運株大手各社を一斉に格下げ ・明日の訪日外国人数の発表を控えインバウンド関連に関心か ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・12:45 5年国債入札の結果発表 <海外> ・15:00 独・5月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.7%、速報値:+0.7%) 《SY》