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*15:47JST 短期的には調整入りが意識されやすい【クロージング】 5日の日経平均は反落。27.29円安の20460.90円（出来高概算23億3000万株）で取引を終えた。世界的な長期金利の上昇に加え、ギリシャ債務問題への根強い懸念から欧米市場が下落しており、これが重荷となっている。寄り付き時点で20400円を下回った日経平均は、その後下げ幅を縮める局面もみられたが20500円は回復できず、狭いレンジでのこう着が続いた。 物色はインバウンド関連の一角が物色されたほか、個別材料を手掛かりにした個人主体の売買が中心だった。一方で、昨日強い動きをみせていた保険セクターなどが利食いに押されるなど、日替わり的な循環物色によって手掛けづらさもあった。もっとも、ギリシャ債務返済期日や米雇用統計を控えていることもあり、想定内のこう着相場といったところである。 来週は米雇用統計の結果を受けて、利上げ時期への思惑が相場の方向性に影響してくることになりそうだ。また、短期的には調整入りが意識されやすいが、企業の株主総会や政府の成長戦略に対する期待等もあり、押し目買い意欲は強いとみておきたい。 《AK》