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今日の為替市場ポイント:欧米長期金利上昇を意識してリスク選好的な円売り抑制も

2015/6/4 8:01 FISCO
*08:01JST 今日の為替市場ポイント:欧米長期金利上昇を意識してリスク選好的な円売り抑制も 3日のドル・円相場は、東京市場では124円24銭から123円79銭まで下落。欧米市場でドルは一時124円67銭まで反発したが、124円25銭で取引を終えた。 本日4日のドル・円は主に124円台前半で推移する見通し。欧米諸国の長期金利上昇が為替相場に与える影響を見極める必要があることから、リスク選好的な円売りはやや抑制される可能性がある。 3日の欧米市場ではドイツ10年債利回りが一段と上昇し、ユーロ高の一因となったようだ。ドイツ10年債利回りは0.69%近辺から一時0.9%近辺まで上昇し、昨年10月下旬以来の水準まで戻した。 欧州中央銀行(ECB)による量的緩和策の導入がドイツ国債利回りの低下を促したことは言うまでもないが、ギリシャが債務不履行に陥る可能性が浮上し、投資家の資金が安全資産とされるドイツ国債に向かったことによってドイツ10年債利回りは一時0%に接近する局面があった。 市場参加者の間では、ドイツ10年債利回りの急激な上昇は調整的な動きとの見方が多いようだ。利回り水準の過度の低下に対する警戒感は以前から存在しており、何らかの要因で長期債利回りが急反発することは予見されていた。ギリシャの債務問題に対する市場の懸念は緩和されつつあることから、ドイツ10年債利回りは1%近辺まで上昇するのではないか、との声が聞かれている。 《SY》