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欧米為替見通し:ギリシャ債務協議、米4月耐久財受注に注目

2015/5/26 17:44 FISCO
*17:44JST 欧米為替見通し:ギリシャ債務協議、米4月耐久財受注に注目 本日26日の欧米市場のドル・円は、ギリシャの債務協議、米国4月の耐久財受注(コア資本財出荷)、そしてフィッシャーFRB副議長の講演に注目する展開となる。 フィッシャーFRB副議長は、昨日、「早期の緩やかな利上げのリスクと遅い時期の大幅な利上げのリスクを当局者が比較検討している。利上げ開始は、超緩和的な金融政策から極めて緩和的な金融政策への移行に過ぎない」とタカ派的な見解を述べており、本日の発言にも要警戒か。 米国の4月の耐久財受注は前月比-0.5%と予想されているが、4-6月期の国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財の出荷に注目することになる。コア資本財の出荷が低迷していた場合、4-6月期のGDPも、商務省経済分析局が使用しているものと同様の手法でGDPを試算する予測モデルを採用して、1-3月期のGDP速報値を的中させたアトランタ地区連銀の予想+0.7%付近で低迷する可能性が高まることになる。 本日26日から、ギリシャ政府と国際債権団の債務交渉が再開され、28日には、電話で臨時ユーロ圏財務相会合が行われる。今月末は、メルケル独首相とオランド仏大統領が設定した交渉期限だが、同時に、ギリシャ政府には、公務員に対する給与と年金の支払い17億ユーロが控えている。 そして、6月になれば、5日の3.12億ユーロを皮切りに、国際通貨基金(IMF)に対する債務返済約15.8億ユーロが控えている。5月の国際通貨基金(IMF)への債務返済は、特別引き出し権(SDR)を取り崩して実行されたが、6月の債務返済は、国際債権団による救援プログラムの残金72億ユーロの融資が無ければ実行できないと報じられている。 6月6日は、1944年のノルマンディー上陸作戦が決行された「D−デイ」だが、グリグジット(Grexit:ギリシャのユーロ離脱)の始まりとなる「G-デイ」が現実味を帯びる日となるのかもしれない。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 南ア・1-3月期GDP(前期比年率予想:+1.6%、10-12月期:+4.1%) ・20:00 南ア・1-3月期失業率(予想:24.8%、10-12月期:24.3%) ・21:30 米・4月耐久財受注(前月比予想:-0.5%、3月:+4.0%) ・22:00 米・5月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.7%、4月:+0.7%) ・22:00 米・3月S&Pケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+4.60%、2月:+5.03%) ・22:45 米・5月サービス業PMI速報値(予想:56.8、4月:57.4) ・23:00 米・4月新築住宅販売件数(予想:50.9万戸、3月:48.1万戸) ・23:00 米・5月リッチモンド連銀製造業指数(予想:0、4月:-3) ・23:30 米・5月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-12.5、4月:-16.0) ・01:30 フィッシャー米FRB副総裁講演(世界経済) ・02:00 米財務省2年債入札(260億ドル) 《MK》