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緩やかな景気回復を評価した相場展開へ【クロージング】

2015/5/22 16:37 FISCO
*16:37JST 緩やかな景気回復を評価した相場展開へ【クロージング】 22日の日経平均は6営業日続伸。61.54円高の20264.41円(出来高概算20億7000万株)で取引を終えた。日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードのなか、金融政策の現状維持が伝わると、先物主導で売り仕掛けとみられる商いから、日経平均は20130.84円まで下げ幅を拡大させる局面もみられた。 しかし、更に下を売り込む流れにはならず、反対にETF買いなどが観測されるなか、ショートカバーにつながっていた。東証1部の騰落銘柄は、前引けでは値下がり数が過半数を占めていたが、大引けでは値上がり数が過半数を占めた。セクターでは鉱業、ゴム製品、金属、石油石炭などが堅調。半面、保険、精密機器、空運、輸送用機器、その他製品などが利食いに押されていた。 日銀は国内景気については「緩やかな回復を続けている」とし、これまでの「緩やかな回復基調」との表現から「基調」の文言を外している。追加緩和期待は後退する格好とはなろうが、緩やかな景気回復を評価した相場展開が意識されてきそうだ。 ただし、需給関係は良好と考えられる一方で、日経平均の年初来高値更新で目先の達成感による利益確定も出やすいところである。そのため、足元で強い動きが続いていた銘柄などには利食いが出やすい半面、相対的に出遅れているセクターや銘柄などへの見直しといったリバランス的な動きが強まるとみておきたい。 《AK》