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欧米為替見通し:ギリシャ債務協議と米住宅関連指標に要注目

2015/5/19 17:30 FISCO
*17:32JST 欧米為替見通し:ギリシャ債務協議と米住宅関連指標に要注目 本日19日の欧米市場のドル・円は、3週間がタイムリミットと懸念されているギリシャ政府と国際債権団との債務協議を注視しながら、米国の4月の住宅着工件数・住宅建設許可件数を見極める展開が予想される。 米国の4月の住宅着工件数や住宅建設許可件数が予想通りに増加していた場合、米国経済が1-3月期の悪天候による低迷から回復しているとの見方が強まることで、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での早期利上げの可能性が、やや高まることになる。 ギリシャ経済は、2014年10-12月期から2015年1-3月期にかけて2四半期連続してマイナス成長となり、リセッション(景気後退)に陥っている。しかしながら、債権者は、救援プログラムの残金72億ユーロの融資実行の条件として、厳格な構造改革を押し付けており、リセッションが長期化する可能性が懸念されている。 ギリシャ政府は、72億ユーロの融資が無ければ、5月末の給与、年金の支払い(17億ユーロ)、そして、6月に予定されている国際通貨基金への債務返済(15.77億ユーロ)が出来ない。 しかしながら、ギリシャ政府は債権者に対して、4つのレッドライン(越えてはならない一線)を突きつけて、1)政府職員給与と2)年金の削減はせず、3)基礎的財政収支と4)債務削減目標については妥協できない、と主張している。 先週の国際通貨基金への債務返済は、国際通貨基金の特別引き出し権(SDR)から借用して返済するという異例な返済方法だった。 ツィプラス・ギリシャ首相は、ラガルド国際通貨基金専務理事に対して、欧州連合の支援がなければ債務返済は不可能、欧州中央銀行がギリシャに課している短期国債発行の上限を引き上げなければ債務返済は不可能との書簡を送っていた。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・4月消費者物価指数(前年比予想:0.0%、3月:0.0%) ・17:30 英・4月生産者物価指数・産出(前年比予想:-1.6%、3月:-1.7%) ・18:00 欧・3月貿易収支(季節調整後)(予想:+219億ユーロ、2月:+220億ユーロ) ・18:00 独・5月ZEW景気期待指数(予想:49.0、4月:53.3) ・18:00 欧・5月ZEW景気期待指数(4月:64.8) ・18:00 欧・4月消費者物価指数確報値(速報値:0.0%) ・21:30 米・4月住宅着工件数(予想:101.9万件、3月:92.6万件) ・21:30 米・4月住宅建設許可件数(予想:106.5万件、3月:104.2万件) 《MK》