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欧米為替見通し:米雇用関連指標とインフレ率に要注目

2015/4/30 17:27 FISCO
*17:27JST 欧米為替見通し:米雇用関連指標とインフレ率に要注目 本日30日の欧米市場のドル・円は、ギリシャの債務協議の行方、米国の3月のインフレ率、新規失業保険申請件数に注目する展開が予想される。 ギリシャ政府は、昨日、新しい改革案を国際支援団に提出して承認を要請した。 承認されれば、第2次救援プログラムの残金72億ユーロの融資が実行され、ギリシャのデフォルト(債務不履行)は先送りされることになる。 承認が長引いた場合、ギリシャ政府は、本日の賃金・年金の支払い(17億ユーロ)、5月6日の国際通貨基金(IMF)への2.02億ユーロの返済、12日には7.8億ユーロの返済への資金繰りを迫られることになる。 米国連邦準備理事会(FRB)の2大使命は、1)最大限の雇用確保(失業率)、2)物価安定の促進(インフレ率)だが、3月のFOMC声明では、利上げ開始条件として、1)労働市場の一段の改善と、2)インフレが中期的目標2%まで上昇するとの理にかなった自信が生まれた時と示された。 4月のFOMC声明では、雇用情勢に関しては、「雇用の伸びは緩やか、労働市場のたるみはほぼ変わらず」「1-3月期に景気が減速した後、緩やかな成長、雇用の伸びを予想」と言及しており、4月の雇用統計を見極めることになる。 本日の新規失業保険申請件数では、米国4月の雇用統計の調査対象週(4月12日)の新規失業保険申請件数の改定値と失業保険継続受給者数を見極めることになる。 インフレ率に関しては、「インフレに関して満足のいく程度の自信が必要」と再確認され、「目標水準以下のインフレは一部輸入物価の下落を反映」と言及されたことで、ドル高への警戒感が示された。 本日発表される米国3月のコアインフレ率は、前年比+1.4%と予想されており、2月と変わらずと見込まれていることで、依然として「自信」は生まれないことになる。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・4月消費者物価指数速報値(前年比予想:0.0%、3月:- 0.1%) ・18:00 ユーロ圏・3月失業率(予想:11.2%、2月:11.3%) ・21:00 南ア・3月貿易収支(予想:-65億ランド、2月:-85億ランド) ・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:29万件、前回:29.5万件) ・21:30 米・1-3月期雇用コスト指数(前期比予想:+0.6%、10-12月期:+0.6%) ・21:30 米・3月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.4%、2月:+1.4%) ・22:45 米・4月シカゴ購買部協会景気指数(予想:50.0、3月:46.3) 《FA》