マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,454.12
-57.88
暗号資産
FISCO BTC Index
10/12 3:24:24
9,352,688
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込む

2015/4/30 12:33 FISCO
*12:33JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込む 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・水準としては現状維持を織り込む ・ドル・円は119円07銭付近、日本銀行金融政策決定会合の結果待ちで動意薄 ・日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込む ■水準としては現状維持を織り込む 日経平均は大幅に下落。380.80円安の19678.15円(出来高概算12億株)で前場の取引を終えた。29日の米国市場ではNYダウ、ナスダックともに下落。1-3月期GDP速報値が予想を大きく下回り、景気先行き懸念が拡大したことで売りが先行。シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の19805円と大きく下げており、日経平均はこれにさや寄せする格好からの、ギャップ・ダウンから始まった。 200円を超える下落で始まった日経平均だが、その後もじりじりと下げ幅を広げており、21日以来の19700円を割り込んでいる。日銀の金融政策決定会合の結果を控えているほか、大型連休を控えていることから、ポジションを圧縮する流れも強まっている。セクターでは原油先物相場の上昇を背景に鉱業が上昇。ゴム製品が小じっかりのほか、海運がトントン。一方で、情報通信の下落率が3%を超えているほか、食料品、証券、化学、精密、医薬品、サービス、陸運、機械、保険が2%を超える下落に。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの下落となった。 売り一巡後は底堅い値動きが意識されていたが、大型株を中心に下落基調が強まっており、日経平均は25日線を割り込んできている。武田薬品<4502>が最終赤字に転落する見通し、ホンダ<7267>は収益回復遅れなどが嫌気されているが、寄付き水準は上回っており、底堅さは意識される。 一方でファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9984>が重石になっており、利益確定の流れが強まっているようである。また、足元で動意をみせていた中小型株なども急速に値を消す銘柄が目立ってきており、こちらも大型連休を前にしたポジション調整といったところであろう。 日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込む調整をみせてきていることもあり、日銀の金融政策決定会合の結果が現状維持としても、アク抜けにつながる可能性がありそうだ。ただし、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、改めて売り仕掛け的な商いに押される可能性がある。物色対象は絞られてくるため、決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。 ■ドル・円は119円07銭付近、日本銀行金融政策決定会合の結果待ちで動意薄 118円85銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していることで弱含みに推移しているものの、日本銀行金融政策決定会合の結果を控え、米国10年債利回り上昇で下げ渋る展開。ユーロ・ドルは小動き、1.1111ドルから1.1128ドルで推移。米国の景気減速懸念から堅調推移だが、ギリシャの債務協議への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、132円02銭から132円30銭で推移。 12時27分時点のドル・円は118円85銭、ユーロ・円は132円04銭、ポンド・円は183円33銭、豪ドル・円は94円99銭で推移している。 ■後場のチェック銘柄 ・大型連休を控えポジションを圧縮する流れも ・日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込む ・決算を手掛かりとした個別対応に ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・15:00 日銀展望レポート ・15:30 黒田日銀総裁会見 <海外> ・15:00 独・3月小売売上高(前月比予想:+0.5%、2月:-0.5%) 《FA》
関連銘柄 6件
4502 東証プライム
4,260
10/11 15:00
-13(-0.3%)
時価総額 6,740,492百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
6954 東証プライム
4,079
10/11 15:00
+8(0.2%)
時価総額 4,117,942百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,558
10/11 15:00
-16(-1.02%)
時価総額 8,466,616百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
9433 東証プライム
4,715
10/11 15:00
-80(-1.67%)
時価総額 10,864,209百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(6.09%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(-0.96%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17