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*07:56JST 16日の米国市場ダイジェスト：ダウは6ドル安、FRB高官の発言を好感も下落に転じる ■NY株式：ダウは6ドル安、FRB高官の発言を好感も下落に転じる NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：18105.77　　終値　：5007.79 前日比：-6.84　　　 前日比：-3.23 始値　：18106.27　　始値　：4999.36 高値　：18169.26　　高値　：5016.00 安値　：18063.86　　安値　：4996.00 16日の米国株式相場は下落。ダウ平均は6.84ドル安の18105.77、ナスダックは3.23ポイント安の5007.79で取引を終了した。昨日急上昇した原油相場が朝方反落したほか、週間新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことで売りが先行。複数の連邦準備理事会（FRB）高官が講演で年内の利上げに懐疑的な意見を示したことで一旦上昇に転じたものの、引けにかけては再び下落に転じた。セクター別では、食品・飲料・タバコや小売が上昇する一方で食品・生活必需品小売や商業・専門サービスが下落した。 動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、海外の会員数が飛躍的に伸びたことを受け急伸。医療保険のユナイテッドヘルス（UNH）は、決算内容が好感され、堅調推移となった。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、イグニッション装置のリコール関連訴訟で、賠償責任は無しとの判決を受け堅調。一方でフラッシュメモリのサンディスク（SNDK）は15日に発表した決算内容が嫌気され、下落した。 石油輸出国機構（OPEC）は月次石油市場報告で、米国産原油の急増は今年で終わるとの見方を示した。掘削装置の数が大幅に減ったことを理由に挙げた。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は118円97銭、FRB高官のハト派発言でドル売り優勢 ドル・円は119円43銭まで上昇後、118円82銭まで下落し、118円97銭で引けた。予想を上振れた米国の4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数を好感したドル買いが強まったのち、予想を下振れた米国の雇用や住宅指標に加えてロックハート・アトランタ連銀総裁やローゼングレン・ボストン連銀総裁のハト派発言を背景に債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。 ユーロ・ドルは、1.0685ドルから1.0818ドルまで上昇し1.0762ドルで引けた。欧州中央銀行（ECB）の欧州経済に楽観的な方針を受けたユーロの買戻し、米国の債券利回りの低下に伴うドル売りが加速した。ユーロ・円は、127円54銭から128円57銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.4885ドルから1.4970ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9650フランから0.9540フランまで下落した。 ■NY原油：続伸で56.71ドル、根強い米生産鈍化観測や割安感で買い優勢 NY原油は続伸（NYMEX原油5月限終値：56.71　↑0.32）。55.20ドルを安値に、57.42ドルまで上昇した。石油輸出国機構(OPEC)がこの日発表した月報で、3月の産油量(日量)が前月比大幅な増加になったことが判明(おもにサウジアラビアの増産による)。時間外取引で売られた流れが、当初続いた。 前日3ドル超上昇した後で利益確定売りや、16日発表の米雇用指標の悪化に失望した売りもみられたもよう。しかし、その後、米国内での原油生産ペースが鈍化しているとの見方が根強いことや、ドル売り優勢で割安感も強まったことから、原油は買い再開となった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.79ドル　+0.15ドル（+0.96％） モルガン・スタンレー（MS）　37.36ドル　-0.03ドル（-0.08％） ゴールドマン・サックス（GS）200.21ドル　-0.89ドル（-0.44％） インテル（INTC）　 　　32.87ドル　+0.04ドル（+0.12％） アップル（AAPL）　　　　　　126.17ドル　-0.61ドル（-0.48％） グーグル（GOOG）　　　　　　533.80ドル　+1.27ドル（+0.24％） フェイスブック（FB） 82.31ドル -0.40ドル（-0.48％） キャタピラー（CAT）　　　　 84.34ドル　-0.12ドル（-0.14％） アルコア（AA）　　　　　　　13.45ドル　+0.11ドル（+0.82％） ウォルマート（WMT）　　　　 79.24ドル　-0.50ドル（-0.63％） スプリント（S）　　　　　　 5.10ドル　+0.06ドル（+1.19％） 《KO》