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*08:22JST 今日の為替市場ポイント：米6月利上げの思惑後退でドル買い抑制も 14日のドル・円相場は、東京市場では120円18銭から119円63銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時119円07銭まで下落し、119円40銭で取引を終えた。 本日15日のドル・円は119円台で推移か。米国の6月利上げの可能性はやや低下したとの見方が浮上しており、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。 国際通貨基金（IMF）は14日、2015年の世界経済見通しを発表した。ドル高が日本と欧州の成長を押し上げると指摘したが、世界の成長リスクは依然として下降に傾いているとの見方を示した。IMFは2015年の世界成長率予想を従来と同じ+3.5％に据え置いたが、日本の成長率予想は従来の+0.6％から1.0％に上方修正している。ユーロ圏の成長率予想も従来の+1.2％から+1.5％に上方修正している。 IMFのチーフエコノミストであるブランシャール氏は、「強いドル、弱いユーロと円が最も望ましい」との見方を示したが、強いドルによって米国の成長率は減速する可能性が高い。中国経済が一段と減速するリスクもあることから、米国が利上げを急ぐことは適切とは言えないとの声が聞かれている。 《KO》