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欧米為替見通し:ドル・パーティー終了後のドル不足対策

2015/4/13 17:02 FISCO
*17:06JST 欧米為替見通し:ドル・パーティー終了後のドル不足対策 本日13日の欧米市場のドル・円は、明日14日に発表される米国3月の小売売上高、15日に公表される地区連銀経済報告、16-17日のG-20会議などを控えて動意に乏しい展開が予想される。 本日公表された3月の日本銀行金融政策決定会合議事録では、米国が利上げを開始した場合、国際的な資金フローが巻き戻される可能性があり、その影響について注視する必要がある、との警戒感が示された。 G-20会議では、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が、ドル相場の変動で恩恵を受ける国・地域もあれば、逆風となる所もあるため、世界経済の摩擦を生む可能性あると指摘したことから、ドル高が主要な議題となることが予想されている。 マーティン第9代FRB議長は、「FRBの仕事は、 パーティーが盛り上がり始めたら、参加者から不満が出てもパンチボウル(酒が入ったボウル)をさっさと片付けること」と述べたが、イエレン第15代FRB議長が片付けなければならないのは、ドルである。 FRBは、今後、約4.2兆ドル規模のドルの流動性を回収していくため、ドルは不足することになる。 ドル高の要因は、FRBが2008年9月のリーマン・ショック以来の量的緩和政策を通じたドルの流動性供給を停止し、金利を上げながら回収に動き出すと表明したことにある。 FRBによる低金利のドルの供給を受けて、世界各国や企業は、約9兆ドルのドル建ての債務を抱えており、返済するためにはドルが必要であることで、ドルは不足することになる。 G-20会議では、ドル高を抑制する協議、声明に警戒することになる。 【今日の欧米市場の予定】 21:00 インド・3月消費者物価指数(前年比予想:+5.44%、2月:+5.37%) 03:00 米・3月財政収支(予想:-434億ドル、14年3月:-369億ドル) 《KO》